ルータ買い換え追記
【12月20日 追記】 ルータを買い換え3日目にしていろんなことが分かってきた。
まず、前提として、僕が新しいルータの引き継ぎ機能を使って古いルータの SSID と暗号化キーをそのまま使う設定をしたということがある。
で、使い始めていると、同じような SSID が2つ出てきているのに気づいた。
例えば、古いルータで使っていた SSID が Buffalo-G-1234 と Buffalo-A-1234 だったとすると、Buffalo-G-1234-2 と Buffalo-A-1234-2 みたいなやつも利用可能な Wi-Fi 一覧に出てくるのである。
これは何かのバグなのかもと思ったのだが、ネットを検索してみると、どうやらこれは正常であるらしい。解りやすく言うと、ルータは複数の種類の電波を吐いているということだ。
それで、まあ機器にもよるのだけれど、大体はこの両方に接続できるみたいだ。
しかし、ふと気がついてみると、それだけではなかった。そこには新しく買ったルータの説明書に書いてあった SSID も現れていたのである。
つまり、SSID 引き継ぎ機能というのは新しいルータの SSID と暗号化キーの組合せを古いルータのそれで上書きするのではなく、新たな組合せをひとつ書き加えているというだけのことだったのだ。
確かに新機の元々の SSID を選んで、マニュアルに記載されていた暗号化キーを打ち込むとちゃんと Wi-Fi に繋がるのである。であれば新しいほうに切り替えたほうが良さそうな気がして、せっかく一括で旧設定を引き継いだにもかかわらず、全ての機器を新しい Wi-Fi に繋ぎ変えることにした。
そして、さらに気がついたのでだが、ここでも似たような SSID がもう一組出ているではないか。
例えば、新しいルータ元々の SSID を Buffalo-G-ABCD と Buffalo-A-ABCD だったとすると、Buffalo-G-ABCD-WPA3 と Buffalo-A-ABCD-WPA3 の2つの電波も飛んでいる。こっちのほうが高セキュリティであるということだ。逆に言うと、古い設定を引き継いでいる限りはセキュリティは WPA/WPA2 のままだということだ。
そういうことならそれに繋ぎ変えない手はない。しかし、実際やってみると、古い PC や iPad は接続できない。つまり、WPA3 に対応していないということなのだろう。テレビも無理だった。
しかし、僕と妻の iPhone 2台と新しい iPad は無事に接続できて、今まで Wi-Fi設定画面に嫌ぁな感じで出ていた「セキュリティの弱いネットワークです」とか何とかいう注釈が消えたのである。 これは気持ちが良い、と言うか安心である。
引き継ぎ機能を使って古い設定を引き継いだのに、また各機器を一から設定しなおすことになって骨折り損のくたびれ儲けの二度手間になったように思われるかもしれないが、いや、これはこれで良かった。
なんであれルータを変えたあとすぐに全ての機器がネットに繋がっているということが大事なのだ。ネットに繋がってさえいればメーカーのサポートページを読んだり、ドライバをダウンロードしたりできるからである。
結局のところ、古い SSID の引き継ぎ機能というのはこういう風に暫定的に使うのが、意外に正しい使い方なのかもしれない。
Comments