森川美穂『I・N・G』
【11月26日 記】 久しぶりに物理的な音楽ソフト、つまり、CD を買った。森川美穂の『I・N・G』。
森川美穂については、僕はデビュー曲の『教室』と 10枚目のシングル『REAL MIND』ぐらいしか知らないのだが、大好きな歌手である。特に『REAL MIND』については、もう何度聴いたか分からないぐらい聴いた。
1985年デビュー。シングルは30枚出しているが、まだオリコンのトップ10 に入ったことはない。でも、この声と表現力は卓越していると思う。
そして、1ヶ月か2ヶ月ぐらい前にネットで見つけて聴いた『いつかは昔のことになる』がとても良いなあと思っていたら、このアルバムに入っていた。
だが、買ったのはそれだけの理由ではない。twittet で僕ともう 10年以上相互フォロー関係にある作曲家のスキャット後藤さんが書いた『推定無罪』が入っているからだ。
彼とはオンラインだけではなくオフラインでも何度か会っている。黎明期の twitter では「あんた面白いなあ。1回会おうか」みたいなことはザラにあった。ほんとに善意の塊みたいなスペースだったのだ。
その時に作品集の CD をもらって、童謡みたいな曲に混じってものすごくスタイリッシュな大人のポップスを書いているのに驚いたのである。
彼は今まで劇伴とか、効果音的な音楽とか、あるいは子どもたちが歌うような楽曲が多かった。今回が名のあるアーティストへの初めての楽曲提供である。しかも、その相手が歌唱力に定評のある森川美穂であり、詞を書いたのが憧れの松井五郎だということで、本人は大変感激していた。
その『推定無罪』が6曲目である。そして、『いつかは昔のことになる』がラストに収められている。クレジットを見ると作詞が松井五郎で作曲はなんとコモリタミノルではないか!
このブログの2つまえの記事で僕のプレイログを紹介した時に、ほんとにたまたまだけれど森川美穂の『教室』が入っていて、まさにその曲を書いたのがコモリタミノルなのだ。僕の中で2つの曲が繋がった。
これから聴くのだけれど、買う前に少し視聴しただけで、かなり良い曲が収められているのが分かっている。じっくり聴きたい。
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