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Saturday, July 24, 2021

映画『ゴジラ vs コング』

【7月24日 記】 映画『ゴジラ vs コング』を観てきた。

昔、ウルトラマン・シリーズの怪獣との戦いのシーンだけを切り出して、プロレスの実況風のアナウンスを載せた『ウルトラファイト』というミニ番組があった。編集モノだけではなく、新撮もあったらしい。

先日 twitter で、「観てないんですけど、『ゴジラ vs コング』って昔の『ウルトラファイト』みたいなもんですか?」と呟いたら、ある人から「小栗旬がただただ白目を剥く映画です」との回答があり、実際に観てみてその意味が解った。なんでわざわざそこを取り上げたくなったのかも解った(笑)

いやまあ、何と言うか、ハリウッドだから、そりゃあもう湯水のようにお金を使ってすごい映像を作っているわけだ。迫力満点の破壊と戦いのシーンだけではなく、しょっちゅう映し出されるコングの表情のアップなどもよくできている。

しかし、この設定は何だろう? 子供騙しと言うか、いや、ひょっとしたら子供でさえ釈然としない荒唐無稽ではないか? ウルトラQ やウルトラマンのほうが遥かに科学的だった気がする。

地球の内奥に巨大な空洞があるとか、そういう奇想天外な設定があっても別に構わないのだが、米軍が総動員されているのにひとりの女性科学者の判断と指示で動いてしまう場面があったり、機密の場所にあまりに簡単に入れたり貨物に紛れ込めたりする辺りも、さすがにちょっとなあという感じ。

で、最たるものが小栗旬の白目なわけだ(笑) かつて渡辺謙が演じた芹沢博士の息子という設定らしいが、それを映画の中でちゃんと説明しないのは何故だろう?

で、その説明がないものだから、あの変な装置は何で、小栗の頭から何を取り出してアレを動かしているのかがさっぱり解らない。

パンフの解説を読むと、この映画がいろいろな過去のゴジラ映画/コング映画のエピソードを踏まえていることが分かるが、そこはそんなマニアに向けた作り方をせずに初めて見る人にも分かるようにしてほしかった。

そして、最後にアレだ。ゴジラ vs コングというタイトルからするともう一匹アレが出てくるとは思わなかった。ま、そこが面白いと言えば面白いのだが。

結局僕としてはやっぱり豪華なウルトラファイトという感じの映画だった。ウルトラファイトだと思って観ると結構面白かった(笑)

ゴジラと手話で会話する(それもどうよw)ジアを演じたケイリー・ホトルがとても可愛かった。彼女自身が聴覚障害者なのだそうだ。

さて、このあとの心配としては、香港の街をあれほどムチャクチャにぶっ壊してしまったので、中国と米国の国際紛争にならないかということだ。

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