空梅雨
【6月30日 記】 昨日は夜からものすごい量の雨が降った。だが、日中は大体曇っていて、外出した際にも全く濡れなかったし、夜も天気アプリで激しい雨が降ること(あるいは、現に降っていること)は知っていたが、すでに家にいたのでそれほどの実感はない。
今日は会社に行った。今日も朝から雨が降ったようだが、幸いにして降られなかった。でも、会社の前の道はまだ乾いていなかった。
こういうことが続くと、つまり、自分が家の中にいるときばかりに雨が降ると、なんとなく、「ああ、今年の梅雨は空梅雨だなあ」などと思ってしまう。
自分の認知能力が、あるいは、人間の記憶というものが非常に曖昧であることは先刻承知しているつもりではあるが、こういうことが続くと、改めてそのことを実感する。
自分が濡れなければ雨は降っていないのである。
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