旅行に行けない黄金週間
【5月3日 記】 2年続けて緊急事態宣言下のゴールデン・ウィークである。では、去年は一体どうやって過ごしていたのだろう?
僕の場合は所謂「10年日記」(僕が実際使っているのは「100年日記」だが)を書いているので、昨年の今日、一昨年の今日に何をしていたかはたちどころに分かる。
それで改めて読んでみると、去年と今年でほとんど差がない。笑えてくるぐらいに差がない。
基本、家にいる。近所に買い物には行く。散歩に行く。ひとりでも行くしふたりでも行く。ふたりで行く場合はかなり長い距離を歩いたりもする。
あとは録画しておいたビデオを見たり、いろんなサイトに上げる原稿を書いたり、ウクレレを弾いたり、ヨガをやったり…。
それほど大きなストレスはない。
ただ、これが30年前だったら大きなストレスがあっただろうなと思う。それは、年末年始と GW が、長めの休みを取って旅行に行ける唯一のタイミングだったからだ。
そもそもゴールデン・ウィークなどという大層な名前がついたのも、盆と正月と国民の祝日以外には却々休みを取ることができなかった日本社会を反映したものだ。
僕も若い頃は上司に言われたりした。「夏休みは連続4日まで。週に1日ぐらいは会社に出てこい!」などと。
時代が変わったこともある。自分の立場が変わったこともある。今は割合好きな時期に休みを取って好きな時期に旅行にも行ける。
だから、この時期に旅行に行けなくても大したストレスはないのである。
また別の時期に行けば良い。問題はその別の時期が一体いつになったら訪れるのかということだけである。
それまでは家でウクレレでも弾いていよう(笑)
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