血圧計に思う
【3月7日 記】 もう何年も前だが、医者に「血圧計を買って家で計測しなさい」と言われて、以来その通りにしているのだが、普段から自分の血圧をコンスタントに測っていると、血圧というものがちょっとしたことでどれだけ大きく変化しているかがよく分かる。
ちょっと歩いたぐらいなら差は出ないが、ちょっと急ぐようなことがあってバタバタしていると血圧は如実に上がる。試しに風呂上がりに測ってみるとやはりかなり高い。
緊張していたり、不安を感じていたり、あるいは寒かったりしただけで一気に高くなる。でも、深呼吸して測り直すと、上も下も 20 ぐらい下がることはざらにある。病院で測ると家で測るよりも間違いなく高い。
そんな感じだと分かったら、病院で測った値をまるで信じる気にはならない。病院で測った値を見て偉そうなことを言う医者の話も聞く気にならない。困ったことである。
ところで、僕が買った血圧計は自動的に心拍数も測ってくれる。健康診断のたびに測られる血圧と違って、自分の心拍数がどれぐらいなのか、血圧計を使い出すまでまるで知らなかったのだが、これもかなり変動するものだと知った。
僕は平常時は大体いつも 50台だから数値としては低いほうなのではないだろうか。妻は平常時でもたまに 70台を記録したりしているようなので、小動物は脈拍が速いのかなあなどと思ってしまう。
いずれにしても、これは体の状態に合わせて心臓が送り出す血液の圧力を高めたり、スピードを速めたりしてくれているわけで、人間の体というものは本当によくできているものだと思う。
にもかかわらず、その一瞬の血圧や心拍数だけを見てなんのかんの言う医者の話を、まともに聞く気がしなくなっても仕方がないことだ。
幸いにして僕の主治医は、「病院で測るのは当てになりません。普段から自分で測っているのが一番です」と言ってくれている。
不思議なことに僕の血圧は、この医者が測ったときだけは平常時と変わらないのである(笑)
Comments
この7、8年、毎朝血圧を計っています。最初は勘違いしていましたが、スポーツクラブでサウナに入ったあと、酒を飲んだあと、久しぶりに散歩したあとは、必ず朝の血圧より低い数値がでます。
高圧剤を変えたり、程度を低くしたりして、最近では130-85ぐらいかな。一時は毎日140を超えていたのでずいぶんとまともになりました。
もともと、会社の医務室で測るたびに「低すぎる」と言われたものでした。
最近は寒いので、たまに140を超えたりしますが、のんびりと暮らしております。
Posted by: hikomal | Monday, March 08, 2021 18:04