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Tuesday, February 02, 2021

Pokémon GO の愉しみ

【2月2日 記】 ゲーム機の類には馴染まずに育ったので、ポケモンが世に出てきたときには何の興味もなかった。それがアニメ化されたときにも、すでに大人になっていた僕には関係のないものだった。Pokemon1593048_1280 

でも、iPhone でプレイできる Pokémon GO が出きたときにやってみたら面白くて、これはもちろんポケモンのキャラクターに惹かれたのではなくゲームの仕組みに惹かれたのだが、それから4年半ほど飽きずに続けている。

ポケモンのキャラクターに惹かれたわけではないと書いたが、それはこのゲームが好きになったメインの要因ではなかったという意味であって、ポケモンのキャラクター自体は非常によくできていると思う。

そして、それぞれのポケモンのネーミングもなかなか面白い。

誰でも知っているピカチュウの場合を採れば、前半のピカはピカチュウが「でんき」タイプのポケットモンスターであることを表しており、後半の「チュウ」はねずみポケモンであることを表している(初め僕はウサギかと思ったのだが…)。

秀逸なもじり方、なぞらえ方、ひねり方、合わせ方をしたネーミングが多く、中には暫く経ってから意味が分かるポケモンもある。

ヒコザルはてっきり彦左衛門みたいな猿かと思っていたら、尻尾に火がついた子猿=ヒ・コザルだった。

なんでこれが「人影」なのだろうと訝っていたヒトカゲも同じ造語構造で、尻尾に火がついた蜥蜴=ヒ・トカゲだった。

ダルマ型で「ほのお」タイプのポケモン、ダルマッカは、「だるま+火(カ)」だと勝手に納得していたのだが、この赤いポケモンはどうやら「だるま+真っ赤」なのだと後から気づいた。

そしてダルマッカは進化すると猿型のヒヒダルマになるが、これも単に「ヒヒ+だるま」なのではなく、炎のポケモンらしく「ヒヒ+火だるま」だったのだ。

進化に伴う名前の変化を追うのも楽しい。

銅鏡はドーミラーで、それが進化すると銅鐸のドータクンになる、とかね。

昨日突然気がついたのは、それぞれ進化しない3匹1セットのポケモン、スイクン、エンテイ、ライコウの名前の由来。

ポケモンにしては珍しく漢語っぽい響きだし、デザインにもどこか中国王朝風のところがあるなあとは思っていた。でも、そこから先に考えは及ばなかったのだ。

考えてみたら、スイクンが「みず」タイプ、エンテイが「ほのお」タイプ、ライコウが「でんき」タイプである。

つまり、漢字で書くと恐らく「水君、炎帝、雷公(あるいは雷皇?)」なのであり、この威風堂々とした姿は要するに君主であり帝王だったのだ!と電撃的に了解した(笑)

このゲームは、ことほどさように、本当にいろんなところにいろんな愉しみ方がある。新しいポケモンが次々に登場するし、まだまだ暫くは続けると思う。

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