コロナとコンテンツ
【1月23日 記】 コロナ禍で何が減ったか?
最初に思いつくのは外食。昨年4月以降で、僕が自分で憶えているのは6回しかない。しかも、誰かと一緒だったのは2回だけで、いずれも昼食。あとはひとりっきりの外食だ。
まあ、僕のことだから忘れてしまっている分もあるだろう。でも、それでも合計でせいぜい 12~13回ではないだろうか。
営業マンやライン部長だった頃と比べると所謂会食は随分減っているし、そもそも元々多いほうではなかったが、この減り方はちょっとすごい。
そして昼食に関しても、少なくとも会社に行った日の昼食はほぼ全て外食だったのが、まずあまり会社に行かなくなって、たまに行った日も決して外食しなくなった。
あと減ったと言えば映画鑑賞。昨年は一昨年比でマイナス 17本。この 10年間では最低で、この 10年の平均と比べるとマイナス 13本。
その分、何が増えただろう? 多分テレビは増えている。少なくともテレビがついていた時間は増えているはずだ。家にいる時間が長くなっているわけだから。
そう思って振り返ってみると、昨年は一昨年より多くのテレビドラマを見た気がする。テレビドラマは大体が帰宅してからの時間に放送されているわけだから、テレワークとは関係ないはずだが、昼間に身についたテレビをつける習慣に引っ張られたのではないかと思う。
もっとも、僕の場合には職場でも常にテレビがついているわけだが、常にそれを能動的に見ているわけではない。そもそもいっぺんに10ぐらいのチャンネルが映っていて、そしてそれらが常につけっぱなしなわけだし。
そういう意味で能動的にテレビを見る習慣が戻ってきたとも言える。ただ、ドラマについてはテレビで見たもの、配信で見たものが混じっており、もはやその割合がどれくらいなのか自分自身でも分からない。
そのことからも分かるように、インターネットのコンテンツを見る時間も当然増えている。
そして、同様に読んだ本の数も増えている。昨年は一昨年に対してプラス 5冊。この 10年では最高で、この10年の平均に対してはプラス 8冊である。
これらはほぼ全て Kindle で読んだものであるが、読書は紙と Kindle だけではない。ネットで読んだ記事やエッセイなども、去年は多分大幅に増えていると思う。
それらを考えると、移動がなくなるとこんなにも時間の使い途が出てくるのかと驚く。
コロナ禍も棄てたものではないということか。これを僕は「コロナ禍コンテンツ効果」と呼ぶことにする。なんか早口言葉みたいで良いではないか(笑)
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