医療費控除
【1月11日 記】 この5年間毎年この時期に前年の医療費の積算をしている。確定申告に備えるためだ。
2016年以前の医療費についてはごく限られた年にしか控除の申請をしていなかった。それは自分名義の医療費支払いでないと控除の対象にはならないと思い込んでいたからだ。
ところが、実際は家族の分までまとめて申告ができると言うではないか。僕は何年にもわたって控除の権利を放棄していたことになる。
もちろん、医療費控除は世帯単位ではなく個人単位のものであるが、「家族の医療費は全部世帯主たる私が支払いました」という理屈が通るのだそうである。
確かにどこの家庭でも家族の支出を厳密に分けているところはないだろう。
「直接的には妻が自分の財布から支払ったお金であっても、そして妻にも確たる収入源があったにしても、この分は私の給与として銀行に振り込まれたお金である」と言われると税務署側にもそれを覆す根拠はなく、だから認められているということなのだろう。
哀しいかな、夫婦で合計するともうずっと 10万円を超えているが、それをちゃんと申告したのは4年前からなのだ。
そして、もっと哀しいことに、近年は夫婦で合計しなくても 10万円を超えるケースが出てきた。
せめて制度を上手に使って、認められる学の還付金を取り返したいと思う。
夫が代表して支払ったという形で申告するのと、妻が代表して支払ったという形で申告するのと、どちらが還付金が多くなるかということをはじめ、いろいろ検討すべきテクニックはあるだろう。
果たしてそんなことが全部ちゃんとできているのかどうかは分からないが、とにかく返してくれるものはちゃんと返してもらおう。
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