間違って(?)他人にアドレスを登録されてしまう被害について
【12月15日 記】 妻のところに覚えのない会社からダイレクト・メール(紙ではなく eメールの)が送られてくる。ひとつは養蜂場、もうひとつは酵素の会社。そんなところで買い物はしていないどころか、ホームページを見たことさえない。
誰かが間違って妻のメール・アドレスを入れて注文をしたのだ。いや、後で分かったことなのだが、どうやら注文ではなく無料サンプル取り寄せのようだ。ひょっとすると間違えたのではなく、無料サンプルはほしいが後からメールが来るのが嫌で、わざと嘘のアドレスを入れたのかもしれない。
妻がまずは養蜂場に電話をして、間違っているから登録を抹消してくれと申し入れたが、電話に出てきたのは本社ではなく、恐らく外注のコールセンターの人間で、埒が明かない。
「間違っているという証拠がないから消せない」「あなたのアドレスと住所を教えろ」などと言うのだそうだ(アドレスは分かってるでしょ、と妻はピシャっと返したらしいが)。
酵素の会社に至っては、番号非通知の電話は受け付けてさえくれない。
僕も昔、同じような目に遭ったことがある。僕の場合は銀行の口座番号である。これを間違える人がいるのだ。
例えば、12345678 が正しいのに、12345687 と入れてしまう。そして、それが僕の口座番号なのである。
口座番号が間違っているので、たとえパスワードが正しくてもエラーが出る。しかし、この人は諦めが悪いと言うか頭が悪いと言うか、何度も何度も同じことをトライする。
その結果、その口座番号の僕の口座がロックされてしまうのである。
これを2回やられた。その都度ロックされたというメールが来るので、銀行に苦情を言って調べてもらったら、2回とも同じ人物が同じ間違い方をしているようだ。それで銀行から厳重注意してもらって、漸くこの面倒くさい事態を脱した。
こういうのって何ともならないのかな、と思っていたら、妻と同じような被害に遭っている人がネット上に記事を書いていた。
妻の場合の養蜂場や酵素の会社に当たるのが、この人のケースではインターネット書店の honto だ。詳しくは上のリンクを読んでほしい(タイトル見ただけで想像はつくと思うが)。僕もこの会社には相当ひどい目に遭っているので、さもありなんという感じである。
それで、この記事を読むまでは、こういうのは仕方がないのかなと思っていたのだが、確かにこの人が書いているように、まともな会社であれば、フォームに記入をして申込みをしたら、まずは登録用の URL を書いたメールが送られてきて、それをクリックして初めて登録完了という手順になっているはずだ。
ところが、今回の養蜂場や酵素の会社は、フォームに記入して申込ボタンを押した瞬間に、それが間違ったアドレスであれ、架空のアドレスであれ、他人のアドレスであれ、ともかく申し込みが完了するようになっている。
これはずさんでも手抜きでもない。とにかくたくさんメール・アドレスや住所をかき集めて商売のネタにしようというさもしい考えの現れなのだ。
それを読んで、そうかやっぱり honto という会社はそういうさもしい会社だったのだと大いに納得した。とにかく僕はこの会社には恨み骨髄に徹しているので。
ま、しかし、そんなところに納得したって何の解決にもならない。なんとかならんか、こういうの。
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