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Thursday, December 03, 2020

ネタバレ映画評のほうが良いってほんと?

【12月3日 記】 大学教授をしている知人が facebook に書いていたのだが、彼の担当するゼミ生をはじめとして、最近の若い人の中には、まずネタバレ記事を読んでから映画を見に行くと言う人が結構いるのだそうだ。

彼らに言わせると、「ハラハラ・ドキドキするのがいや」、「安心して見たい」ということらしい。

我々の世代としてはこれはとんでもなくびっくりする話で、僕自身も「なんじゃ、そりゃ」と声を上げそうになったし、妻に話したら彼女は言下に「ハラハラしたくないんなら、見なきゃいいじゃん」と切り捨てた。

そう、僕もそう思う。先を知った上で観て何が面白いのだろう?

ただ、その話を聞いて、そもそも彼らがどうしてそんな風に思うのかということ以外に、感じた疑問が2つある。

 

まずひとつめ:

映画や小説の中にはまさに「ハラハラ・ドキドキするために観る/読む」と言っても良いような作品が少ながらずあるが、そういう作品は彼らには悉く受けないのだろうか?ということ。

一方で映画の宣伝においては、近年「今年一番泣ける映画」みたいなキャッチフレーズが多くて、僕としては泣けることを売りにすることに対しては嫌悪感があるのだが、でもこういうキャッチがはびこるのは、てっきりそういうのが受けるからだと思っていた。

でも、今の若い人にはこれも受けないのだろうか? それとも、「ハラハラ・ドキドキ」と「泣ける」は違うの?別物なの?という疑問。

それからふたつめ:

僕もこのブログに映画評などを書いているが、基本的にはあまりネタバレにならないように努めている。しかし、若い人に読んでもらうためには思いっきりネタバレして、最後の最後まで書いたほうが受けるってこと?

いや、別にとりたてて若い人に読んでほしいわけでもないので、若い人に媚びを売る必要もないのだが、でも、映画を観ても小説を読んでもすぐに全部忘れてしまう僕としては、自分の備忘録としては完全ネタバレ記事を書いておいたほうが後からしっかり振り返れて良い、という面もある。

どうしよう? これからは完全ネタバレ・スタイルに転じようか?

完全ネタバレとまでは行かないまでも、映画評を書いていると、「最後のこのシーンについて触れなければ映画評としては不完全なままだ」と思いながら、やっぱり曖昧な書き方で逃げているケースがたくさんあるのだ。

これも書ききったほうが良いのだろうか?

いや、世間や若者がどうであれ、そこまでは書きたくないという自分がいるのも確かなのだが(笑)

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