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Wednesday, December 30, 2020

An emoji hugging a heart

【12月30日 記】 昨日書いた病気の記事と同じ文章を facebook にも掲載したら、いろんな人が暖かいコメントをつけてくれた。

中でも驚いたのは、良性発作性頭位目眩症というややこしい名前の病気の経験者が少なからずいるということだった。

ところで、もうひとつ気になったのは、みんながつけてくれたエモーティコンのひとつであるハートを抱いているマーク。あ、最近では emorticon ではなく emoji と言うべきなのか。マウスオーバーすると「大切だね」と出る。

大切だね、って、何が?

うむ、こういうのは原語に当たってみないとニュアンスが分からない。そもそも最初に「いいね!」が Like! だと知って、なるほどと膝を打ったものだ。

で、誰か原語を知りませんか?と twitter で訊いたところ、ひとりの人からそれは care だとの回答があった。

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Tuesday, December 29, 2020

病気ご挨拶

【12月29日 記】 実はこのあいだ、人生初の救急車に乗せてもらいました。はい、救急搬送ってやつです。

12/22(火)の朝でした。トイレで座っているときに腰痛と強烈な目眩に襲われたんです。

前者は、何年も前から腎臓に石があると言われていたのが動いた模様。

後者は、それとは何の関係もなく、結論から先に書くと、「良性発作性頭位目眩症」という病名なのだそうで、検索したら結構ヒットするぐらい、そこそこポピュラーな病気のようです。

目眩自体がほとんど生まれて初めてだったのですが、これはひょっとして誰かが CG で描いているのではないかと思うくらい、時計回りに景色がぐるぐる回り、その速度がだんだん速くなります。

まあ回り始めから平均したら1秒に2周ぐらいのスピードなんですが、最後はグルングルンって感じで、ともかく立つこともできず、パンツを上げることもできず、何度も激しく嘔吐して、結局妻に救急車を呼んでもらい病院に搬送されました。

なんで吐くんだろうと、吐きながら少し不思議に思ったのですが、これは胃の病気なんかじゃなくて、要は船酔いと同じなんですよね。景色がぐるぐる回って目が回って気持ち悪くなって吐く。

で、記念すべき人生初救急車だったのですが、残念ながら目を開けると気持ちが悪いので、何も観察できませんでした(笑)

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Sunday, December 27, 2020

回顧:2020年鑑賞邦画

【12月27日 記】 今年も「『キネマ旬報ベストテン』の20位以内に入ってほしい邦画10本」を選んでみた。2006年から毎年やってきて、今回が記念すべき 15回目になる。

毎年毎年同じことを書いているが、これは僕が選んだ今年の第1位から第10位ではない。また、決して「『キネマ旬報ベストテン』の20位以内に入るであろう邦画10本」ではなく、あくまで「入ってほしい10本」、つまり、言わば僕の応援メッセージである。

そして、入ってほしい対象としているのは『キネマ旬報ベストテン』ではなく(それだとあまりに狭き門だから)、「『キネマ旬報ベストテン』の20位以内」である。

今年観た邦画は『劇場』を含めて 41本。コロナ禍のせいで例年よりは少ない。この 15年では最低の本数である。

『劇場』は映画館もしくは試写会で観たのではないので、例年のルールからすると外すべきなのだが、劇場公開と Amazon Prime での配信開始が同時だったこともあり、たまたま Amazon で観ただけという位置づけにして、対象に含めることにした。

また、今年は来年公開予定のものを試写会で先に観てしまったという作品はない。逆に『もののけ姫』は(僕は初見だが)再映なので除外して、合計 40本から選ぶことにしたのだが、そこではたと気がついた。

ご存知の通りキネ旬ではドキュメンタリ映画は別部門である。結局今年観たドキュメンタリ映画『さよならテレビ』、『三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実』、『なぜ君は総理大臣になれないのか』を除外することになった。どれも良い出来だったので残念ではある。

それで、最終的には3本減って、37本から 10本を選ぶという広き門になった。ところが最初に何も考えずにリストアップしたら、なんと 17本もあるではないか! そこから 7本削るのは難しかったが、まず落とした 7本を先に書くと、

基準は必ずしも映画の良し悪しではない。僕が思い入れを持って応援したいかどうかの問題だ。

だから、必然的に前から贔屓の監督に肩入れしたくなる一方で、毎年そうなのだが、「この映画は放っておいても賞に選ばれる」と思う作品は除外する傾向にあるのも確かである。今年で言えば『糸』と『罪の声』がそうだ(キネ旬でも選ばれるだろうとは言い切れないが)。

で、残ったのが下記 10本。いつものように、僕の評価が高い順ではなく、単純に観た順番である。

  1. ロマンスドール
  2. mellow
  3. ステップ
  4. 劇場
  5. アルプススタンドのはしの方
  6. ミッドナイトスワン
  7. 空に住む
  8. おらおらでひとりいぐも
  9. さくら
  10. 私をくいとめて

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Friday, December 25, 2020

なかにし礼という巨木

【12月25日 記】 なかにし礼が亡くなった。特に好きな作詞家ではなかったが、改めて作品集を並べてみると、いい歌をたくさん残しているのに驚く。

いろんな音楽関係者が亡くなるたびに、ある種追悼の意味も込めていろんな文章を書いてきたので、今回もここに一編の文章を加えたいと思う。

「なかにし礼の代表作は何か?」と言われると、例えば阿久悠とか千家和也とか岩谷時子とか安井かずみみたいに、たちどころに何曲かが頭に浮かぶということはない(あくまで僕の場合だが)。

でも、それは代表曲がないのではない。ありすぎるのだ。そして、ものすごくバラエティに富んでいる。これが作詞家なかにし礼をひとつの作品に縛りつけてしまわない原因だと思う。

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Wednesday, December 23, 2020

『みかづき』森絵都(書評)

【12月21日 記】 今年の9月に『風に舞いあがるビニールシート』で初めて森絵都を読んで、面白かったし巧い作家だと思ったので、2冊めに選んだのがこの本だ。

割合新しいもので、短編集ではなく、かつ Kindle化されていることを条件に適当に選んだので、迂闊にも中身についてはあまり知らなかった。

読み始めて驚いた、と言うか、読み進むに従ってさらに驚いたのだが、この小説はどこまでも教育を描き、教育論を語っている。この作家はこんなにも教育に興味のある人だったのか?という素直な驚き。『風に舞いあがるビニールシート』からは想像できなかった。

そして、さらに読み進むうちに気になったのは、この作家は一体今何歳だっけ?ということ。物語は戦後それほど時間が経っていない頃から家族4代に亘って書き綴られている。彼女が実際に生きて経験した時代はどこからなのだろう?

調べてみたら、1968年生まれの 52歳。つまり、この言わばサーガの最初の部分は、彼女の記憶によらず、いろんなことを調べて取材して書かれたものなのである。

最後まで読んで参考文献リストを見るにつけ、この作家がこの小説を書くに際して、どれだけの文献に当たり、どれだけの人と会って話したのかが想像がついた。

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Sunday, December 20, 2020

映画『私をくいとめて』

【12月20日 記】 映画『私をくいとめて』を観てきた。

僕は大九明子監督がまだあまり売れていなかった頃から彼女の作品を観てきたが、そんな彼女が大ブレイクしたのが 2017年の『勝手にふるえてろ』であった。今作はあの時と同じ綿矢りさ原作だ(僕は彼女の小説は4冊読んでいるが、これは読んでいない)。

大九監督と綿矢りさはよほど相性が良いのだろう。綿矢ワールドの真髄をしっかり読み切って、今作も素晴らしい、前作を凌ぐ良い映画になっていた。なんか、監督と作品を祝福したいような晴れやかな気分である。

最初は“お一人様”に慣れすぎてしまったOL・みつ子(のん)が、取引先の営業マンであり偶然近所に住んでいた多田くん(林遣都)と出会い、恋をする物語かと思ったのだが、そんな一面的な話ではなかった。

もちろん前半で2人のなれそめを描いたので、それを回収するためもあって、最後はこの2人の話に戻っては来るが、この映画が描いているのはもっと深い、例えば他人と関わり合いながらどうやって生きていくか、みたいな問題なのである。

みつ子は自分の心の声に A (Answer の A)と名付け、いつも A と会話している。A の声は男性だ。最初に聞いた瞬間から、この特徴ある声質と喋り方は中村倫也だと分かる。最後のほうで、それまで声だけだった A が姿を表すシーンがあるのだが、これがまた驚かせてくれる(笑)

冒頭は多田くんがみつ子の家に夕飯をもらいに来るシーン。不思議な設定だ。映画の中では托鉢僧に喩えられている。30代で年上ということもあって気後れしているみつ子だが、A にズバリ「あなたは多田くんが好きなのだ」と言い当てられる。

それくらいのことは観客もすぐに察するのだが、一方、多田くんが無邪気に飯を食いたいだけなのか、それとも少しはみつ子に気があるのかが見えない。この辺は林遣都が本当に巧い。実年齢ではのんより上なのだが、絶妙な“年下感”を醸し出して煙に巻いてくれる。

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Saturday, December 19, 2020

映画『STAND BY ME ドラえもん2』

【12月19日 記】 映画『STAND BY ME ドラえもん2』を観てきた。

6年前の前作のときにも書いたのだが、僕はドラえもん世代ではないし、テレビ番組のドラえもんはほとんど観たことがない。にもかかわらず、前作を観たのは絵柄に惹かれたからであり、今作を観ようと思ったのも同じ理由である。

アニメってそういう要素が結構あるんじゃないだろうか。

『アベンジャーズ』シリーズを全く観たことがなかったのに一応『インフィニティ・ウォー』だけ予習して『エンドゲーム』を観に行ったりもした僕だが、『鬼滅の刃』に関しては映画を全く観る気にならないのは、絵柄が好きになれないということもあってのことなのだ。

この映画の絵柄というのはもちろん藤子・F・不二雄の原画を踏まえているのだが、3DCG化によって柔らかい雰囲気が増し、目の覚めるような息吹を原作に加味していると言える。

6年前にも驚いたし、その時にも書いたことだが、本当にこの CG 技術には驚くばかりである。とりわけ素材の質感の違いが見事に再現されているのには感心する。

土は土らしく、樹脂は樹脂らしく、布は布らしく、髪は髪っぽく、皮膚は人間の皮膚とは明らかに違うが紛う方なくアニメの世界の皮膚である。大人になったしずかちゃんの耳許で小さく揺れているイヤリングなんて、まさに作画チームの表現力を誇示するものだと思う。

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Tuesday, December 15, 2020

間違って(?)他人にアドレスを登録されてしまう被害について

【12月15日 記】 妻のところに覚えのない会社からダイレクト・メール(紙ではなく eメールの)が送られてくる。ひとつは養蜂場、もうひとつは酵素の会社。そんなところで買い物はしていないどころか、ホームページを見たことさえない。

誰かが間違って妻のメール・アドレスを入れて注文をしたのだ。いや、後で分かったことなのだが、どうやら注文ではなく無料サンプル取り寄せのようだ。ひょっとすると間違えたのではなく、無料サンプルはほしいが後からメールが来るのが嫌で、わざと嘘のアドレスを入れたのかもしれない。

妻がまずは養蜂場に電話をして、間違っているから登録を抹消してくれと申し入れたが、電話に出てきたのは本社ではなく、恐らく外注のコールセンターの人間で、埒が明かない。

「間違っているという証拠がないから消せない」「あなたのアドレスと住所を教えろ」などと言うのだそうだ(アドレスは分かってるでしょ、と妻はピシャっと返したらしいが)。

酵素の会社に至っては、番号非通知の電話は受け付けてさえくれない。

僕も昔、同じような目に遭ったことがある。僕の場合は銀行の口座番号である。これを間違える人がいるのだ。

例えば、12345678 が正しいのに、12345687 と入れてしまう。そして、それが僕の口座番号なのである。

口座番号が間違っているので、たとえパスワードが正しくてもエラーが出る。しかし、この人は諦めが悪いと言うか頭が悪いと言うか、何度も何度も同じことをトライする。

その結果、その口座番号の僕の口座がロックされてしまうのである。

これを2回やられた。その都度ロックされたというメールが来るので、銀行に苦情を言って調べてもらったら、2回とも同じ人物が同じ間違い方をしているようだ。それで銀行から厳重注意してもらって、漸くこの面倒くさい事態を脱した。

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Saturday, December 12, 2020

Play Log File on my Walkman #140

【12月12日 記】 多分今年最後のプレイログ披露。今回も5曲。いずれもさっき聴いたばかり。

  1. sayonara sayonara (KICK THE CAN CREW)
  2. CDJ(小泉今日子)
  3. Love Letter(酒井法子)
  4. もらい泣き(一青窈)
  5. 陽気な綱渡り(東京キッドブラザース)

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Wednesday, December 09, 2020

バットで奏でるジングルベル

【12月9日 記】 昨日に続いての YouTube動画エンべディングだが、50年を超えるファイターズ・ファンとしては、なんとしてもこれを紹介しておきたい。

中田、西川、太田は当然として、野村がいたり、近藤だけ顔のアップがあったり、意味もなく清宮のバンザイが入ったり、そして、何と言っても杉谷がおかしい。

楽しいクリスマスを!

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Tuesday, December 08, 2020

NEW フィッツダンス

【12月8日 記】 友人の音楽家スキャット後藤さんが、ロッテの New Fit's のフィッツダンスの新しいシリーズの CM音楽(編曲)を手掛けた。なんと歌って踊っているのは今をときめく NijiU である。全部でメンバー全員分、8パタンあるらしい。

記念に YouTube 映像をエンベッドしておく。

スキャットさんとは twitter で繋がって、もう10年以上になる。リアルでも何回かお会いしている。作品集の DVD もいただいた。

最近はテレビ東京の『青春高校3年C組』や、いろんな子供向けの音楽などを手掛けてきた人だ。

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Sunday, December 06, 2020

映画『ばるぼら』

【12月6日 記】 映画『ばるぼら』を観てきた。手塚治虫の原作漫画を息子である手塚眞が映像化したもの。

僕が初めて手塚眞の作品を観たのは 1983年の『SPh』。もう 37年も前のことだ。当時は自主映画が少しブームになって少しずつ認められる作品も出てきた頃で、この映画もそういうった流れの中で上映された(場所はスタジオアルタの7Fだった)。

他の多くの監督がが文字通り自主映画を、今の言葉に言い換えればインディーズ映画を作っていたのに対し、手塚は当時から映画監督ではなくヴィジュアリストと名乗り、物語ではなく、ひとえにアートを目指していたと思う。

その2年後に、僕は『星くず兄弟の伝説』を観て(これはそこそこ話題になった作品だ)、その 20年後に『BLACK KISS』を観て、それからまた 15年空いてこの作品が4本目である。

酒色に耽る人気作家・美倉洋介(稲垣吾郎)の話。映画の中でそういう表現は使われていなかったと思うのだが、パンフレットに原作漫画の冒頭が掲載されていて、そこでは洋介自らが「異常性欲がある」と告白している。

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Friday, December 04, 2020

新しいマウス考

【12月4日 記】 会社の PC のマウスを Bluetooth接続のやつに変えたら随分使い勝手が良かったので、家の PC のマウスも買い換えることにした。

いや、正確に言い直すと、テレワークになって会社の PC を持って家と会社を行き来するようになったので、まずは持ち運びにストレスのない、平べったいタイプのマウスを買ったのである。それがたまたま Bluetooth接続だったということ。

平たいマウスのほうは、最初は使い慣れないものだから、右手の人差し指がつりそうな感じになったが、これは人差し指と中指をあまり曲げずに、すんなり伸ばした状態でマウスをホールドすれば良いのであって、間もなく慣れた。

で、Bluetooth のほうだが、これは今まで使っていた、小型の USB のレシーバーを挿してマウスと無線接続する方式とどう違うかと言えば、使用感はほとんど違わない。

でも、マウス本体だけで Bluetooth接続してくれるおかげで、USB の口をひとつ塞がなくて済むのである。もちろん PC には USB の口がいくつかあるわけで、普段からそれが満杯状態に近いかと言えばそうでもないのだが、これは僕の性格なのかもしれないが、空いているとなんとなく安心するのである。

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Thursday, December 03, 2020

ネタバレ映画評のほうが良いってほんと?

【12月3日 記】 大学教授をしている知人が facebook に書いていたのだが、彼の担当するゼミ生をはじめとして、最近の若い人の中には、まずネタバレ記事を読んでから映画を見に行くと言う人が結構いるのだそうだ。

彼らに言わせると、「ハラハラ・ドキドキするのがいや」、「安心して見たい」ということらしい。

我々の世代としてはこれはとんでもなくびっくりする話で、僕自身も「なんじゃ、そりゃ」と声を上げそうになったし、妻に話したら彼女は言下に「ハラハラしたくないんなら、見なきゃいいじゃん」と切り捨てた。

そう、僕もそう思う。先を知った上で観て何が面白いのだろう?

ただ、その話を聞いて、そもそも彼らがどうしてそんな風に思うのかということ以外に、感じた疑問が2つある。

 

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