映画、本、テレビ
【11月30日 記】 今年はコロナのせいで映画館で映画を見る回数が減った。仕方がない。一時期はほとんどの映画館が閉まっていたのだから。
しかし、今年は読んだ本の冊数が増えている。これは不思議。
僕は従来、仕事で読む本を除いては、会社の行き帰りの電車の中でしか読書をしなかった。いや、行きは新聞の電子版を読んでいることが多いから、ほとんど帰りだけだ。
コロナ禍によって、出勤は週に1回、多いときでも2回になり、つまり、電車に乗る回数と時間が圧倒的に減った。なのに読んだ本が増えているのである。
ひとつには、通退勤の時間が不要になったので、その分自由に使える時間が増えたから。確かに、それまで家では滅多に読まなかったが、たまに家で Kindle を開くこともあるようになった。回数はそんなに多くないのだが、ただ、一度読み始めると時間をかけて一気に読んだりするようにはなった。
もうひとつは、かつては会社の行き帰りしか本を読まなかったが、今はたとえば映画を見に行った行き帰りにも Kindle を開いたりしている。それから、朝の通勤時にも、もう新聞の電子版を読まずに、Kindle で小説を読んだりしている。
もう、ニュースは新聞(紙であれ、電子版であれ)から得る必要はないのだ。そこが一番変わったところかもしれない。
あと、テレビドラマとテレビアニメも以前よりも見ている。これはもちろん今季に出来の良い作品が多かったからということもあるが、やっぱりテレワークのおかげで見る時間が、いや、それよりも精神的な余裕ができたということなのだろう。
この暮らしはいつまで続くのだろう。映画はやはり映画館で見たいという気持ちだけは変わらないのだが…。
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