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Sunday, September 20, 2020

クリーニング店のアイロン

【9月20日 記】 衣替えで半袖と長袖のシャツを入れ替えていてふと思った。

クリーニング屋のクリーニング技術にはそれほどの差は多分ない。どこの店もプロ用の薬剤と機械を使用しているのだから。

でも、アイロンの技術には明らかに差がある。いや、本当に技術に差があるのかどうかは分からない。でも、仕上がりには明らかに差がある。

我が家が今出しているクリーニング屋は、残念ながらアイロンの出来が悪い。これなら僕がやったほうが上手い。

僕はアイロンが得意かと言えば全然そんなことはなく、むしろ苦手科目だが、それでも僕が丁寧にアイロンがけしたほうが断然上手い。妻にやってもらうとさらにもっときれいに仕上がる。

これは技術がないんじゃなくて、多分本気でやっていないのだと思う。プロなんだから、本気でやれば僕より上手いに決まっている。あるいは、(こちらのほうが可能性が高いが)機械でグシャッとプレスしてそれで終わりにしているのだ。

残念ながらシャツというものは、平面の生地を使ってはいるが、立体かつ曲面の人間の体に合わせるため、実に複雑な縫製がしてある。それにきれいにアイロンがけをしようとするなら、「機械でグシャッと」で済むはずがない。

でも、ウチが出しているクリーニング店は多分グシャッとやって終わりなのである。

クリーニング屋は日本全国に何万軒もあるんだろうけれど、自宅や最寄り駅から遠いところに持っていくのは億劫なので、実はそれほど選択肢がない。それはとても残念なことだと思う。

思えば西宮に住んでいた時に出していた白洋舎は、値段は高かったけれど、アイロンの仕上げはきれいだった。

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