トイレの秘密兵器
【9月6日 記】 家のトイレが少し臭い。定期的に掃除はしているし、便器にスタンプも貼っているのになんでだろう?と思って、便器の取扱説明書を読んでみて驚いた。
このウォシュレット、脱臭フィルタやら給水フィルターやら掃除用リフトレバーやら、僕が気がついていなかったいろんなパーツが仕込んである。
便器の奥のところにマジックテープで留めた蓋がついているのは知っていたが、その蓋の裏側にナットを外すためのスパナがマジックテープで留めてあるとは知らなかった。それ以外にも、えっ、こんなところが引き出しになっていたのか、みたいな構造が2箇所。
まるでジェームズ・ボンドが使ってる道具みたいだ(喩えが古いかw)。
何よりも驚いたのは掃除用リフトレバーを引き出して 90度回すと、便座と蓋が一緒に上に 5cm くらいシフトして、便座の根元と便器の隙間に手を突っ込んで掃除できるということ。これは知らなかったし、開けてみると結構汚れている(と言うか、便器用の洗剤がこびりついていた)。
取説にはそれぞれ半年に一度とか月に一度とかずつ掃除をするようにと書いてある。この家に来て4年目だが、そんなことは全然知らなかった。だって、そんなところにレバーがあったりフィルタが入っていたりすると知らなかったのだから。
しかし、それにしても今まで他の家で使ってきた便器は月に一度なんか手入れしたことがない。唯一西宮のマンションのときには確かに脱臭フィルタがあって、それは1年か2年に1回ぐらいは交換していたが、せいぜい頻度はそんなもので、しかも掃除ではなく部品交換だ。
それ以外の家で使っていた便器にはこんなパーツがついていたのだろうか? そして、そんな細かいメインテナンスが要求されていたのだろうか?
今となっては知りようがない。
ところで、脱臭フィルタを引き抜いてみると、そこには綿埃がびっしりと詰まっていた。それを取り除いて水洗いして再度セットしたら、臭いは治まった。
便利になったような面倒くさくなったような。何はともあれ一件落着ではあるが…。
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