続・布の寿命
【7月13日 記】 以前、コーヒーの布製フィルタは一体何回、いつまで使えるのだろう?と書いた。
先日、コロナウィルスの猛威が恐ろしくて却々行けなかった新宿に久しぶりに出たので、これを買ったヤマモトコーヒー店に寄って訊いてみた。
ここのおじさん(多分店主)は、コーヒー豆を生業としていると言うよりも、コーヒーが好きで好きでたまらなくて、それをみんなに伝えたくて働いている、みたいなオーラを全身から溢れ出させているような人物である。
僕がコーヒー豆を買いに来ていても、他のお客さんに一心不乱にコーヒーの淹れ方を教えていて、却々僕の注文を聞いてくれなかったようなことがたびたびあった。
そういうわけだから、僕が豆を買ったついでに質問すると、同じように懇切丁寧に解説してくれた。
答えとしては、まず、永久に使えるものではない。問題は目詰まりと匂い。その2つが気になってきたら交換時期だと言う。
目詰まりのほうは、当然下のほうから起こるので、お湯を注いだときに、なんかフィルタの下のほうではなく上のほうから染み出してるぞと気がつくはずだとおじさんは言う。
ただし、下のほうから濃いのが滲み出て、上のほうからは薄いのが滲み出るので、味のほうは平均化されてあまり違いが出なくて、特に毎日飲んでいたりすると気がつかないだろうとのこと。
だが、たまに他のフィルタで淹れてみたら味が激変しているのに気づくのだそうで、そうなったら交換時期なのだそうだ。
最後におじさんはこう言った。
まあ、僕の経験値としては、大体60回淹れたら交換ですね。
なるほど。60回。つまり、毎日飲んだら2か月。
これは参考になった。ただし、毎日は飲んでいないので、じゃあどれくらいで60回になるのか? この試算が(週何回淹れているかという実感値が違うため)僕と妻とでは大幅に異なっていた。
結局、いつ交換したら良いのか分からない(笑)
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