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Friday, June 12, 2020

経理の不思議

【6月12日 記】 会社勤めをしていると、時々経理の人たちの理屈に首を傾げたくなることがある。まあ、過渡期だということだろうし、過渡期には変なことが罷り通るということなんだろうけれど…。

ひとつは紙とハンコの制度である。

ウチの会計は、当たり前だがもう何十年も前にシステム化されており、伝票は PC から会計システムに打ち込む。しかし、承認のワークフローは電子ではなく、紙に印刷してそれを回して順番にハンコをついてもらうのである。

紙に部長印なり局長印なり役員印なりがついているのを目視確認して、初めて支払いは承認されるのである。さすがに昨今はあちこちの会社でこの制度の不便さが問題にされ始めていて、それはそれで良い、と言うか、当然なのだが、そもそもなんで経理はこっちのほうが良いのかが分からない。

ま、我社の場合は別の問題があって、大昔にできた会計システムなので、当然ひたすら外から侵入できないように作られていて、その結果いまだに社員は社外からシステムに接続して作業をすることができないのである。

ハンコをやめようという時流に乗って、こちらもなんとかならないかなと思っている。

ただ、システムの改修というものは一朝一夕にはできないことはよく分かっている。だから、それほど不平不満を垂れるわけではない。

ただ、そういうことではなく、もっと低いレベルで、紙のシステムに関して経理の考えが理解できないことがある。

先日 Web上で見つけたウェブセミナー2件の申込みをして、参加費の伝票を切ったら、「案内の紙を添付しろ」と突き返されてきたのである。

なるほど、昔は案内状が郵送されてきて、それを見て参加を決めたのかもしれないが、今どき紙の案内状なんかあるわけがない。仕方なく1件は参加を受け付けたというメールを、もう1件はそのセミナーのホームページを PDF化して、それを添付した。

わざわざ PDF化したのは、僕がリモートワーク中なので、たまたま出社していた部長に送って、印刷して伝票に添付してもらうためである。

なるほど、紙の案内状がなければ僕が嘘をついているかもしれないと言うわけだ。立替伝票には当然僕の振り込みを証明する証憑をつけているわけだが、僕がそれを偽造しているかもしれないと言うわけだ。

しかし、振込完了の書類を偽造するのであれば、案内状だって偽造できるぞ。いや、案内状のほうが容易に偽造できる。Web の知識なんて何も要らない。

そんな不確かなものを出させるよりも、例えばセミナーやイベントのホームページの URL を書かせて、経理部員がそれを一瞬クリックしてそのセミナーが現実にあることを視認したほうが確実ではないか?

ま、偽のホームページを作る程度のことであればなんとか僕でもできるが、そこまでやるのは大変面倒だし、あまり知識のない社員にはそもそも偽造できないはずだ。なのに何故紙をほしがるのか?

「忙しいのにいちいち URL なんかクリックしてられるか!」とでも言うのだろうか? こっちだって忙しいのにホームページを PDF化してやってるんだぞ。喧嘩売ってんのか!

あるいは、「本当にセミナーがあるかどうかなんてどうでも良い。経理マンがお手軽に納得できるかどうかだけが問題なのであって、偽造されていたらそれは経理マンの責任ではないから別に良いんだ」とでも言うのだろうか?

ときどき「あ、こいつらとはあほらしくて話ができんな」と思う今日このごろである。

多分昔からやってきたことを決して変えないというのが金科玉条なのだろう。宗教と言うしかない。

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