MOONRIDERS
【5月21日 記】 僕は MOONRIDERS の長年のファンだが、それでも発売されている全ての音源を持っているわけではない。とは言え、CDラックを調べたら彼らのアルバムが36枚もあった(ちなみにここでは2枚組も「1枚」とカウントしている)。
その他にも各メンバーが個人名義で出したアルバムなども含めると優に50枚を超えている。
オリジナル・スタジオ・アルバムとしては22枚発売されていて、もちろんそれは全部持っているが、ミニアルバム、ライブ盤、ベスト盤については持っていないものもあるということだ。
ちなみに初めて買ったのは『火の玉ボーイ』(1976年)ではなく、翌年発売の『MOONRIDERS』である。ファンなら知っていることだが、『火の玉ボーイ』は「鈴木慶一とムーンライダース」名義だったから、MOONRIDERS になってからは、ほぼ発売と同時に全部買っていることになる。
最初の10枚ぐらいまではアナログレコードだったが、後に全て CD 盤に買い替えている。
twitter や Facebook をやり始めて気づいたのだが、世の中には意外に多くのライダーズ・ファンがいる。不思議なぐらいいる。
35年以上やってヒット曲がひとつもないバンドなのに、身の周りにこれだけ多くのファンがいることが不思議である。もちろんソーシャル・ネットワークには所謂“フィルター・バブル”なるものがあるが、でも僕は音楽の好みでフォローした人はほとんどいない。
後から、「あ、この人もライダーズのファンだったのか!」と知るのである。『マニアの受難』的な(と書けばファンなら解ると思うが)面白くない部分も確かにある(笑)
僕よりも遥かに若い人もいる。この人たちは一体どの時点でライダーズを知り、どのアルバム、どの曲からファンになったんだろう、と思う。
僕は彼らの結成間もない頃から 2011年の活動休止まで、そして、2013年のかしぶち哲郎の死を乗り越え、2016年の活動休止の休止をはさんで、一体今は活動しているのかしていないのか定かでないが、なんであれずっとファンである。
その間メンバー交代がほとんどないのがすごいところだ。初代ギタリストの椎名和夫が今や音楽家の権利団体の幹部になっているのもなんだか不思議である。
これだけ作品数が多くなると全部買うのはしんどい。でも、ずっと辛抱していた作品を今日 Amazon でポチッとしてしまった。届くのが楽しみである。
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