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Sunday, May 31, 2020

Play Log File on my Walkman #135

【5月31日 記】 今年4回目のプレイログ披露。今回も5曲:

  1. 恋のハレルヤ(黛ジュン)
  2. ニュアンスしましょ(香坂みゆき)
  3. セクシー・バス・ストップ(浅野ゆう子)
  4. 夏のお嬢さん(二階堂和美)
  5. これがわたしの生きる道(PUFFY)

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Saturday, May 30, 2020

『君がいないと小説は書けない』白井一文(書評)

【5月30日 記】 僕と同じく白井一文を愛読している(と言うか、多分彼のほうが僕より断然多読しているのではないかと思う)知人から「ぜひ読んで書評を書いて読ませてくれ」と言われて手に取った小説だ。

去年も知り合いが二人死んだ。

という書き出しの一文を目にして、「いきなり来たか」と思った。一般にそう言われているのかどうかは知らないが、僕にとってはこの人は常に死生観を語る作家だった。

今回は主人公の大勢の知り合いの死が語られる。

主人公は野々村保古。そろそろ還暦を迎える作家である。父親も時代小説の書き手だった。彼自身は大学を卒業して出版社に就職し、編集者として一応の地位を築いてから、後に作家となる。

妻と喧嘩して家出をし、そのまま妻と中1の息子を捨てて、籍こそ抜かず、経済的にも世帯主の役割を放棄しないものの、事実上の離婚となる。そして、今は十歳以上年の離れた「ことり」という名の女性と、4匹の猫と一緒に暮らしている。

野々村とことりの馴れ初めも詳しく語られている。

さて、この小説、読み始めから、なんか小説ではなくエッセイ、と言うか作家の手記を読んでいるような気になる。

「S編集長」とか「Uデスク」などと、人物の名前がイニシャルになっており、「A社」「C社」などと会社名も匿名になっているところも、これはドキュメンタリなのかと思わせる一因である。

手記のように見せることを狙ってやったのかどうか分からないが、とても変ではないか。小説であれば一般的には人物や団体の名前を考案する。その名前に何らかの意味が込められているか単なる記号なのかは別として。

で、冒頭から暫くは、そのS氏についての物語が語られる。S氏と野々村の関わり合いを通じて、S氏の人生が、そしてS氏の死が語られる。

彼はいまや、一介の死者に過ぎなかった。

いかにも白石一文らしい書きっぷりである。

その次は

弁護士のMさんの訃報が届いたのは去年の夏だった。

で始まる、Mさんの人生、そしてMさんの死の話。

しかし、不思議なのはMさんの奥さんは彩花さん、お嬢さんは夏目さんと、名前で語られている。イニシャルMの弁護士で奥さんが彩花さん、お嬢さんが夏目さんとなると、いくら名前を伏せても、これでは知っている人にはすぐに分かってしまう。

それでは実名で語っているのと同じじゃないか? それで良いのか? と思いながら、ああ、これは小説だったか、と思い直している自分がいる。これは作家の術中に嵌っているのだろうか?

その後もWさんとかA君とか、Iさん、X氏などと、引き続きイニシャルの人物が取り上げられているかと思えば、後半には城石先生とか日南田さんとか永尾さんとか雪ノ下さんとか佐藤裕子さんとか、「実名」の人物が多く出てきて、なんだか妙である。

しかし、相変わらず多くの登場人物の死が語られる。

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Thursday, May 28, 2020

いや、憶えてません(笑)

【5月28日 記】 「君が憶えていないのであれば、多分僕が勘違いしているんだろう」みたいなことを言われて少し驚いた。そう言えば、そういうことで時々驚く。どうも僕はそういうイメージで捉えられることが多いようだ。

僕自身はいろんなことをよく忘れてしまうほうだと思っている。年を取ったからではなく、小学生のときからそういう傾向はあったと思う。

本を読んでも映画を観てもすぐに内容を忘れてしまうし、読んだことを忘れてもう一冊買ってしまった本とか、観たことを忘れて借りてきてしまった DVD などは日常茶飯の例である。

僕の周りでいろんなことを一番良く憶えているのは妻だと思う。

いついつにどこそこに行ったときに坂を上がった角にタバコ屋があって、そこに赤いチーフを巻かれたブルドッグが繋がれていた、みたいなことを彼女はよく言うのだが、僕は赤いチーフやブルドッグが思い出せないのではなくて、いつだったかそこに行ったことがあるということが思い出せないのである。

そういう話をすると、「でも、やまえーさんはそんなつまらないことは憶えていなくても、大事なことは全部憶えている」みたいなことを言われることがある。そう、今思い出した。昔部下だった女性にそんなことを言われたことがあった。

しかし、それも言いがかりである。よく仕事上必要な数字や日付などを空で言える人がいるが、僕はそういうのはからっきしダメで、全く頭に入らない。

そう言えば思い出した。新入社員のときに上司にかかってきた電話を取ったことがあって、ま、会社に入ったばかりの緊張もあったのだろうが、電話を切ったらどこの誰だったか全く思い出せず、「なんとか社のなんとかさんから電話がありました」とメモを書いて怒られたことがあった。

そういうときに抜け目なくメモを取れる新人でもなかった。

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Wednesday, May 27, 2020

在宅勤務の“読書”事情

【5月27日 記】 普段より本が読めているのかどうか分からない。テレワークになってモノを読む時間が格段に増えているのは間違いないのだが、どうも“読書”はままならない状況にある気がする。

近年、僕にとって読書というのは鞄からよっこらしょと Kindle を取り出してスイッチを入れ、そして読み始める行為である。このところいろんな文章を読んではいるのだが、どうもその「よっこらしょ」と読む読み方が実現していないのである。

在宅勤務になって何よりも大きいのは通退勤の移動時間が節約できたことなのだが、僕にとってはその通退勤の(もっと厳密に言えば主に退勤時の)電車の中が唯一よっこらしょと Kindle を取り出す時間、つまりは読書の時間だったのである。

家にいると平日でも休日でも、仕事中であってもなくても、PC は常についているので、PC でいろんなものは読む。多くは記事だが、先日書いた文藝春秋の「本の話」の note 企画みたいに、物語を読んだりもしている。

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Sunday, May 24, 2020

無題

【5月24日 記】 時々世の中はいつのまに、どうしてこんなに変わってしまったのか?と思うことがあります。

僕らが大学生になったころ、政治について語れないことはある種の恥でした。最高学府で学ぶ知識人の端くれとして、僕らは政治からエンタテインメントまで、すべてについてなにがしかを語れることが求められました。

教養課程の授業に赤いヘルメットの上級生たちが乱入してきて、「クラス討論会」と称して政治論議をふっかけてきたときに、僕らは一人ひとりがそれにどう答えるかによって、ひとりの人間としての価値を試されている気がしました。

高校時代には政治のことなんて考えたこともなかった僕らは、必死で情報を収集して、必死で考え、必死で議論に参加し、必死で自分の考えをまとめたものです。

それが今ではタレントが「#検察庁法改正案に抗議します」というハッシュタグでツイートすると、「今までファンだったのに、急に政治のことなんかツイートして失望した」などというリプがつきます。「今まで政治的な発言なんかしたことがなかったのに、違和感がある」などと言われます。

今まで政治的発言をしたことがなかったタレントが初めて政治的発言をしたことは本来祝福すべきことである、と僕は思います。

中には、一旦ツイートしながら削除してしまったタレントもいました。それは炎上したからではなく、自分のタイムラインで賛成派のファンと反対派のファンが言い合いになっているのを見ているのが哀しいから、というまことに情緒的な反応でした。こういうのはとても残念です。

小泉今日子は、今まで選挙には行くけど政治的発言はしないという主義で生きてきたけれど、そんな自分が今の政治を作ってしまった、と毅然と抗議を続けました。井浦新もその先陣を切りました。

結果、法案の国会提出は延期されました。これは8年前の「アラブの春」をめぐって津田大介が名付けた「動員の革命」ではないでしょうか。

一方で、あのときの「動員の革命」に対する絶望感が考察の出発点となっていると受け取れるのが宇野常寛の『遅いインターネット』です。宇野は今回の事態をどう見ているのでしょう? 今回の国会提出延期は、宇野が唱える遅いインターネットでは多分実現しなかった姿だと思います。

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Saturday, May 23, 2020

会社に行きたくない

【5月23日 記】 たとえコロナ騒動が終結しても、もう会社に行きたくありません。

いや、正確に言うと会社に行くのが嫌なわけではなくて、会社に行って人と会って話すメリットがあるのは確かだし、会社に行かないとできない仕事があるのも確かです。

ただ、会社に行かなくても充分にできる仕事があることが分かっちゃったんですよね。だから、毎日毎日判で押したように会社に行きたくはない、必要なときだけ出社するんでいいんじゃないか、という気持ちです。

以前、社報に連載ページを持っていたときに BYOD(Bring Your Own Device、つまり、会社が社員に PC をあてがうのではなく、個人所有のパソコンを会社に持ち込んで、それで仕事をすること)について書いたら、当時のセキュリティの担当者が、カチンと来たのか、怒りのメールを送りつけてきたことがありました。

僕のほうは虚心坦懐に読んでみて、「なるほど」と思った点がないでもなかったので、「よし、じゃあ、来月の社報の僕の担当ページを譲るから、そこで反論を展開してくれ」と返したら、「いや、自分は裏方なので」などというワケの分からん理屈でシュルシュルシュルっと引いてしまいました。

そこ、一番悪いところですよね。五箇条の御誓文に曰く「万機公論に決すべし」。

かつて、facebook に僕が何かを書いたとき(何書いたかは忘れましたが)、僕よりずっと若くて僕とはほとんど話したこともない某くんが、facebook上で(つまり公衆の面前で)正面切って喧嘩を売ってきたことがありました。

僕はそういう人のほうが好きですね。もちろん正面から受けて立ちました。嬉しい体験です。

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Thursday, May 21, 2020

MOONRIDERS

【5月21日 記】 僕は MOONRIDERS の長年のファンだが、それでも発売されている全ての音源を持っているわけではない。とは言え、CDラックを調べたら彼らのアルバムが36枚もあった(ちなみにここでは2枚組も「1枚」とカウントしている)。

その他にも各メンバーが個人名義で出したアルバムなども含めると優に50枚を超えている。

オリジナル・スタジオ・アルバムとしては22枚発売されていて、もちろんそれは全部持っているが、ミニアルバム、ライブ盤、ベスト盤については持っていないものもあるということだ。

ちなみに初めて買ったのは『火の玉ボーイ』(1976年)ではなく、翌年発売の『MOONRIDERS』である。ファンなら知っていることだが、『火の玉ボーイ』は「鈴木慶一とムーンライダース」名義だったから、MOONRIDERS になってからは、ほぼ発売と同時に全部買っていることになる。

最初の10枚ぐらいまではアナログレコードだったが、後に全て CD 盤に買い替えている。

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Tuesday, May 19, 2020

YouTube『きょうのできごと a day in the home』

【5月19日 記】 昨夜、行定勲監督の『きょうのできごと a day in the home』を観た。2004年公開の映画『きょうのできごと a day on the planet』ではない。そのタイトルをもじった 40分強の中編作品で、4/24 から YouTube で公開されている。

ちなみに in the home という表現には違和感がある。at home か in the house ではないか?(笑) いずれにしてもこのタイトルは昨今のコロナ禍による外出自粛を踏まえたものだ。

だから、当然“三密”を避けた撮影をしており、5人の青年たち(最後は6人になる)が zoom飲み会をしている設定だ。場面はそこから変わらない。それぞれの俳優の zoom画面のワンショット×5~6のワイプ合成になっている。

こういう状況になってこういう手法のドラマが随分増えてきた。

例えば『カメラを止めるな! リモート大作戦』『12人の優しい日本人を読む会』『今だから、新作ドラマ作ってみました』といろいろ観てきて、やっぱり力量とセンスのある人が撮ると、どんな障害や制約があってもそれなりに面白いものが撮れるのだという実感だった。

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Saturday, May 16, 2020

本で元気に! 文春文庫人気シリーズ 期間限定1話無料公開中

【5月16日 記】 note に文藝春秋の「本の話」というアカウントがあります。多分、これ書いているのは僕の知人(twitter で知り合って、何回か会ったこともある)の女性ではないかと思うのですが、twitter にも同じアカウントがあって、そのツイートで「本で元気に! 文春文庫人気シリーズ 期間限定1話無料公開中」という企画があるのを知りました。

リンクを辿って見に行くと、そこにあったのは三浦しをんの『まほろ駅前多田便利軒』の「多田便利軒、繁盛中」でした。てっきり冒頭だけ公開して本の購入ページに飛ばされでもするのかと思っていたら、なんと第1話がまるまる読めるじゃないですか。

あっという間に読んでしまいました。で、気がついたらこれは第2弾で、第1弾では伊坂幸太郎の『死神の精度』から同名の第1話が公開されていて、こちらも一気に読んでしまいました。

コロナで引きこもっている人たちへのサービスなのでしょうが、これはなんとありがたい企画でしょう。

僕にとっては人選がとても良かったです。2人とも全く読んだことのない作家ではなく、かと言って大好きで追っかけている作家でもなく、決して嫌いではないけれど、でも、のめり込んではおらず、まあ、今回のようなチャンスがあると読んでしまうし、読んで面白いと思える作家と作品だったからです。

『まほろ駅前多田便利軒』のほうは大森立嗣監督が撮った映画2本を観ていたこともあって、多田が出てくると瑛太の、行天が話し出すと松田龍平の顔が浮かんできます。で、あの映画を見たときの映画評に、僕は随分不思議なトーンだということを書いたのですが、原作を読んでみて、ああ、あれは原作から映画まで地続きのトーンだったんだと気づきました。

小説の冒頭も、便利屋の多田が預かった子犬の姿を見失って探し回っていると、バス停で他ならぬそのチワワを抱いて座っている、高校の同級生・行天を見つける──という映画と同じシーンだったので、何を読んでも何を観てもすぐに忘れてしまうこの僕にしては珍しく、記憶が甦ってきました。

そうか、大森監督の映画は三浦しをんの小説そのままだったんだ、と何だか妙に嬉しくなってしまいました。

改めて思ったのは、三浦しをんって、巧い書き手ですね。凝った表現ができるかどうかということではなく、読み手に書き手の存在を全く意識させることなく、読み手を物語の世界に導き出してくれます。これでこそ作家だなあという感じ。

このシリーズを一から読んでみるのも良いかもしれません。

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Friday, May 15, 2020

NHK『今だから、新作ドラマ作ってみました』

【5月15日 記】 YouTube の『12人の優しい日本人を読む会』の記事でもちょっと触れたが、NHKが“テレワークドラマ”と称して『今だから、新作ドラマ作ってみました』という企画を3本作って放送した。

その第一夜を見たのだが、ちょっと期待はずれ。やっぱりワンショットの切り返しやワイプ合成だけという単調な構図だと飽きてしまう、というのがそのとき書いたことだ。

矢島弘一が脚本を書いた第一夜は、遠距離恋愛カップルの満島真之介と前田亜季が、本来だったら今日ハワイで結婚式を挙げているはずだったが、コロナ騒動で家から出ることさえできず、チャットで話しているというシチュエーションだ。

男と女の感性の違いみたいなものもテーマの1つになっていて、途中ちょっと険悪な会話になったりもするのだが、そういう物語を、如何にも自分のスマホや PC で撮りましたみたいな構図で(実はテレビカメラがちゃんと入って撮っていることは明らかなのだが、そういう見せ方をしている)延々と見せられると気分が塞いでくる。

やっぱりこういうのはしんどいな、と思ったのが第一夜だった。

その第一夜があまりに面白くなかったので第二夜は見なかった。ちなみに、ちょっと予告編を見た限りでは、小日向文世の PC に、小日向の妻で先日亡くなったはずの竹下景子からビデオメッセージが来るという話のようだった。これも直感的に画変わりがしんどそうだ。

ただ、このドラマを観ようと思ったのは、単にテレワークドラマという果敢な取り組みに惹かれたからではなく、第三夜の脚本が森下佳子だったからだ。

で、森下佳子の第三夜を観てみたら、さすがに森下佳子が書くと面白いのである。

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Wednesday, May 13, 2020

スマホと狭心症

【5月13日 記】 非科学的だとか根拠に乏しいだとか、あるいはありえないなどと言われるかもしれないが、ちょっと書いてみる。

4月16日の記事に書いたのだが、狭心症になった。

検査の結果分かったのだが、僕の狭心症は血管が詰まるタイプではなく、心臓に血液を送る血管が痙攣するタイプだった。

なんでそんなことになるのか分からない、と言うか、そもそも何か明らかな原因や引き金があってなるものなのかどうかも分からないのだが、ちょっと思い当たるフシがあるのである。

僕は左胸のポケットに iPhone を入れていた。会社に行く日もオフの日も、朝起きてから寝るまで、もう10年以上ずっとだ。

ガラケーの時代はズボンのポケットに入れていた。胸ポケットだとポケットの中で斜めになって位置が定まらないからである。それが iPhone になると胸ポケットにピッタリのサイズになった。

胸ポケットに入れておくと、俯いた際に落とす危険性があるが、ズボンのポケットだと取り出しにくいという致命的な欠点があり、ジーンズのようなぴったりしたズボンは別として、そうではなくて少しゆとりがある場合はマナーモードの振動を感じそこねることがある。

その点胸ポケットだと振動に気づかないことはまずない(ちなみに僕の iPhone は24時間常にマナーモードになっている。音が鳴るのが嫌いなのだ)。

そういうわけで、ガラケーを iPhone に買い替えて以来ずっと、ウィークデーも週末も、朝も昼も夜も、起きている間は常に左の胸ポケットに iPhone を入れてきた。iPhone を入れるために、胸ポケットのない衣服はめったなことで着なかった。

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Saturday, May 09, 2020

YouTube 『12人の優しい日本人を読む会』

【5月9日 記】 YouTube で『12人の優しい日本人を読む会』を観た。そもそもは生配信されたものだが、5月一杯はアーカイブされている。

これは、言うまでもなく、三谷幸喜・作、東京サンシャインボーイズの舞台であり、映画化もされたあの『12人の優しい日本人』を、コロナ禍のこのご時世に合わせて、zoom を使ってリモートで演じた、と言うか、読み合わせみたいなものである。

僕は舞台は観ていないが、中原俊監督の映画版は結婚した年に妻と2人で観た。めちゃくちゃ面白かった。「実は弁護士なんだ」と名乗る男に豊川悦司が扮していたのをよく憶えている。相島一之という名前はこの映画で憶えた。

この YouTube版では、4回の舞台と映画版にゆかりの出演者が、その多くはかつて演じた役柄で集まっている。──甲本雅裕、相島一之、小林隆、阿南健治、近藤芳正、梶原善、西村まさ彦、宮地雅子、野仲イサオ、小原雅人。多くはサンシャインボーイズの(元)劇団員である。

そして、今回はそこに吉田羊と妻鹿ありかが加わっている。映画と共通のキャストは相島と梶原。映画ではピザ屋の役だった近藤が今回は舞台でも演じた陪審員6号の役である。ほかに原作者の三谷幸喜も登場する(今回の演出は他の人だ)。

当たり前だがみんな年を取った。当時は新進気鋭の、どちらかと言えばアングラ系の役者だったのが、今はみんなテレビや映画でよく見る味のある脇役になった。

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Wednesday, May 06, 2020

書評を数える

【5月6日 記】 基本的にデータが好きなので暇があるといろんなものを数えたり分類したりしている。

このブログに書いている書評の数を数えてみた。このブログに置いているのは 2002年以降に読んだ本について書いたものである。

  • 2020年:10本(5/6現在)
  • 2019年:23本
  • 2018年:22本
  • 2017年:12本
  • 2016年:17本
  • 2015年:18本
  • 2014年:17本
  • 2013年:21本
  • 2012年:18本
  • 2011年:22本
  • 2010年:26本
  • 2009年:28本
  • 2008年:28本
  • 2007年:31本
  • 2006年:35本
  • 2005年:33本
  • 2004年:42本
  • 2003年:43本
  • 2002年:44本

それが紙の本であれ電子書籍であれ、1冊の本という単位で読んだものは大体書評を書いているので、書評の数≒読んだ本の数となる。合計490本≒合計490冊。

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Monday, May 04, 2020

『SNS変遷史 「いいね!」でつながる社会のゆくえ』天野彬(書評)

【5月4日 記】 奥律哉、美和晃、森下真理子、天野彬の各氏が登壇したセミナーを聴講したら、お土産にこの本がついてきた。買って読もうかと思っていたのでちょうど良かった。

ちなみに僕はこの4氏を勝手に「電通メディアイノベーションラボの四天王」と呼んでいる。もちろん勝手に呼んでいるのであって、MIL の4トップではないとは思うが(笑)

僕は奥氏とはリアルの交流がある。美和氏と森下氏については何度か講演を聴講しているが、名刺交換したかどうかは定かでない。天野氏とは随分前に名刺交換をしていて、最近では twitter でも交流がある。

僕は天野氏については、まとめるのがとても上手な人という認識をしている。そして、「ググるからタグるへ」と言ったネーミングが非常に巧みな人だ。

この本は学術書ではなく、一般の人が読みやすいように書かれてはいるが、内容としては学術書と全く遜色がないと思う。単に歴史を追っているのではなく、それを常に分析的に展開しているからだ。

そして、その論に説得力があるのは、学者のひたすら観察的な机上の空論めいたものではなく、彼自身が「元若者」として、ブログや twitter などに大いに親しみながら成人し、そのままシームレスに研究の生活に入っているということ、そして、フィールドワークを通じて今の若者(を中心とするユーザ)の生の声を常に聞いているからだと思う。

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無映画月間

【5月3日 記】 こういう状況でもあるので──いや、そんな曖昧な書き方をしておくと後から読み返したときに意味が分からないので、ちゃんと書いておこう。新型コロナウィルス感染拡大に伴う緊急事態宣言を受けて、先月は1回も映画館に行かず1本も映画を見なかった。

調べてみたら、丸々1ヶ月映画を見なかったのは 2004年の6月以来ということになる。

2004/5/23 に大阪・梅田の阪急ナビオTOHOプレックスで『世界の中心で、愛をさけぶ』を観てから、7/31 に東京の新宿トーアで『69 sixty nine』を観るまで、このときは1ヶ月と1週間空いてる。

考えてみたらこの間に2度目の東京転勤をしたのだった。引っ越しやら何やらで、映画を見る余裕がなくなってもそれは仕方がない。

ただ、この後僕は2度目の大阪転勤と3度目の東京転勤を経験しているのだが、その際には丸々1ヶ月にわたって映画を観ないという事態には陥っていない。今が如何に異常事態なのかということが分かる。

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Sunday, May 03, 2020

YouTube 『カメラを止めるな! リモート大作戦』

【5月3日 記】 YouTube で『カメラを止めるな! リモート大作戦』を観た。

いやあ、上田慎一郎という人はなかなかしたたか、いや、たくましい人だ。もしもあなたが『カメラを止めるな!』を観たのであれば、僕なんぞがとやかく言うことではないので、まずはこれを観てほしい。30分弱の小品なのですぐに見られる。

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Saturday, May 02, 2020

鼻テープから清浄機

【5月2日 記】 2月28日の記事にナイトミン鼻呼吸テープのことを書いた。これを使って僕のいびきは見事に止まったのである。

だが、妻によると時々呼吸が止まっているように思えることがあって心配になると言う。で、そうこうしていると狭心症になった。

因果関係があるのかないのか、多分ないと思う、と言うか、因果関係を科学的に証明することは不可能だと思うのだが、ま、不吉な感じはする。

それで、2つのことをやめた。ひとつは起きて服を着ている間中ずっと左の胸ポケットに iPhone を入れていること。そして、もうひとつはナイトミン鼻呼吸テープ。どちらもなんか嫌な感じがしたから。

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