映画の災厄
【4月3日 記】 先週末に続いて今週末も都内のほとんどの映画館が休館になる。土日の映画館は混むから閉じてしまおうということなんだろうけど、しかし、となると、つまり、映画は平日に観ろってことなんだろうか?
でも、もし、土日に観ようと思っていた客がみんな都合をつけて平日の昼間に観に行ったら、あんまり意味はなくなるんじゃないだろうか?
ま、映画館に関しては法律に定められた基準に則って換気を実施しているので、それほど危険ではないという説もあることだし、最悪土日さえ避ければ大丈夫だろうと判断した、と言うか、平日にそんなに満員になるはずがないと高を括っているというのが実際のところなのだろう。
しかし、これは映画好き、と言うか、観たい映画がたくさんある人にとっては大変つらい状況だ。
平日であっても夜は人の集まるところに行くなと言われているので、平日の仕事終わりで観に行くのもなんだか後ろめたいし、そうなると休みを取って平日の日中に観に行くしかないのだが、それでもとやかく言われそうだ。
でも、土日に上映を止められてしまうと、単純に見られる機会が激減するわけで、かと言って映画の上映期間がその分延びるかと言えばそんなはずはなく、結局見逃してしまう作品が増えてくる。それはとても残念だ。
ともかく今日から公開される飯塚健監督の『ステップ』だけは見逃したくないのに、との思いに沈んでいたのだが、調べてみて驚いた。
僕がマークしていた4月公開の邦画、具体的には3日公開予定だった『ステップ』、10日公開予定だった『甘いお酒でうがい』と『海辺の映画館』、17日公開予定だった『劇場』、それから(これは既に試写会で見たから良いのだけれど)24日公開予定だった『糸』、ついでに言うと5月1日公開予定だった『コンフィデンスマンJP プリンセス編』も、すべて公開延期が決定しており、新たな公開日はまだ発表されていない。
だったら、ま、良いか。
観ようかどうしようかと思っている『一度も撃ってません』だけがいまだに4/24公開と謳っているけど、これも延びるかもね。
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