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Monday, April 13, 2020

リモートワークの進み行き

【4月13日 記】 家にいるとついついサボってしまって、仕事が捗らないという人がいるらしい。

これは自宅だと子供がうるさいとか猫がまとわりつくとかいう問題ではないらしい。ただ家にいるとやる気が出ない、ついついサボってしまうと言うのである。

──そんな記事を読んで、僕は少し、いや大いに驚いてしまった。

僕は逆だ、家にいると過度に仕事に集中してしまう。それは子供がいないとか、猫がいないとかいう問題ではない(妻はいるんだしw)。

家のほうがすっと仕事に入れるし、一旦仕事に入ってしまうと、集中力に加速度がつくような気がする。

会社で働いているときは実際こんなに集中してやっていない。雑談もする。自分は雑談する気がなくても隣近所で雑談しているのが耳に入って、結局自分も雑談に加わっていたりする。

横から話しかけられる──それは純粋に仕事の話であるケースもあるが、純粋に仕事の話でないケースもある。

テレビ局だからテレビも見る(ま、職場でテレビの、しかも全チャンネルを見られる会社は他にはそうそうないだろうけれどw)。それは純粋に仕事として見ていることもあるが、純粋に休憩として見ていることもある。

会社ではそんなことをしながら働いている。

だが、在宅ワークになると、ついつい定時から定時まで、脇目も振らずに働いていなければならないような気になってしまう。そして、周りからの雑音がないから、実際にものすごい集中力を発揮して、根を詰めて、それこそ時間を忘れ、寝食を忘れてやってしまう。

僕の感じはそうだ。

それが、全く逆の人がいると言う。驚きである。ことほどさように人はそれぞれ違うということだ。だから人を働かせるというのはものすごく難しい仕事なんだろう。

ただ、ひとつだけ言えるのは、適度に雑音の入るオフィスのほうが多分精神衛生上は家よりも良くて、結果的に家より遥かに効率の良い、労働に適した場所だということ。

在宅勤務だと確かに仕事はものすごく捗るのだが、今家でやっているような働き方を続けていると、いずれ精神も肉体も破綻をきたす気がする。

つまり、僕らは、家にいるとサボってしまう人も、家にいると根を詰めすぎる人も、どちらも同じように、「働くならやっぱり会社だなあ」と言っている気がして、なんだかおかしくなってしまう。

早く会社に行きたいねw

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