投稿便り
【1月26日 記】 最近 ALiS と note にも投稿し始めたということはここにも書いたと思う。大体がかつての自分のホームページ Wise Word Web (末期は Wardrobe of Words に名称変更していたが)に上げていた文章の復刻、焼き直しである。
昔の文章をほとんどそのまま上げることもあるし、大幅に手を入れるケースもあるのだが、いざアップしてみると、手を入れたケースのほうが圧倒的にリアクションがあるのに驚く。
それはそうだろうと思うかもしれない。手を入れることによってアップデートするわけだし、今の時代にはピンとこない部分などは削除されるのだから。
でも、自分ではそれだけではないと感じている。端的に言って書き直すことによって文章が前より巧くなっているのである。
昔書いた文章を読むと、ああ、下手だなあ、と思うことも少なくない。それは純粋な表現力というよりも、表現の選び方の問題である。
今読み返して、ああ、こんな書き方をすると却って反感を得るばかりなのにな、とか、もうちょっと視点を変えないときっと伝わらないな、などと思う箇所がたくさんある。
部分的な手直しではどうしようもなくて、ごっそりいくつかの段落を消して書き直したりするのだが、そういう風に大胆に筆を入れたときに限って ♡ やスキがたくさんつくのである。
つまり、これは客観的に見て、昔より文章が巧くなっている、伝えたいことを伝えられる確率が高まっている、ということではないか。
こんな年になっても進歩はあるんだ、とちょっと嬉しくなったりしている。単に前が下手だったと言うだけのことかもしれないが(笑)
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