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Wednesday, December 11, 2019

念力珍作戦

【12月11日 記】 4日前に今年の3DCGアニメの『ルパン三世』と 2014年の実写版『ルパン三世』について書いたが、たまたま昨夜、仲間内の宴席で「アニメの実写化は難しいなあ」という話になり、そこでルパン三世の話になった。

すると、座のひとりが、「でも、知ってる? 松方弘樹版ルパン三世があったこと」と言い出して、皆が「ええ!そんなんあったんですか!」と驚いて、ネット検索してみると、松方弘樹というのは言い出した彼の記憶違いで、実は松方の弟の目黒祐樹がルパンに扮した映画が 1974年に作られていた。

タイトルがなんと『ルパン三世 念力珍作戦』というとても珍妙なサブタイトルが添えられたもので、監督が坪島孝、 脚本が長野洋という、僕は聞いたこともない人たちなのだが、配役が凄いのである。

ルパン三世が目黒祐樹、次元大介が田中邦衛と、そこまで聞いたところで既に「おいおい、それは違うだろう?」という気になるのだが、そこへさらに銭形警部が伊東四朗である(他にもお笑い系の人がてんこ盛りで出ている)。

しかもビジュアルを見るともっと驚く。下のリンクをつついてみてほしい。もし、リンクが切れていたら、Google で画像検索すればいくつか出てくるはずだ。Amazon でも見つかると思う

今こそ見よう!ルパン三世最初の実写版映画

ね? 「なんじゃこりゃ!?」と思いません? なに、このトーン?と思ったら、「企画:赤塚不二夫」というクレジットがある。なんだか分かりませんが、よくモンキー・パンチの OK が出たな、と。

で、峰不二子役は江崎英子という、これまた僕のよく知らない人なのだが、一番驚いたのは石川五エ門役である。誰だと思います?──なんと、この映画には石川五エ門は出てこないのです! そんなルパン三世ってあるか!?

それと比べると、5年前の実写版のキャストはなんと適切で、なんと魅力的だったことか!

並べてみよう:

  • ルパン三世: 目黒祐樹 vs 小栗旬
  • 次元大介: 田中邦衛 vs 玉山鉄二
  • 石川五エ門: (不在) vs 綾野剛
  • 銭形警部: 伊東四朗 vs 浅野忠信
  • 峰不二子: 江崎英子 vs 黒木メイサ

ここの写真と見比べてみてよ。

「ルパン三世」実写化、小栗旬主演で始動!アジア5カ国でロケ、各国の豪華キャスト結集

なんか、ひたすら感慨深い(笑)

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Comments

1974年は「幡随院長兵衛、お待ちなせぇ」という時代劇を担当し、毎週国際放映のスタジオに通いましたが、「念力珍作戦」はその時撮影されていました。国際放映は、もと新東宝のスタジオで、すでになかり古びていて、その建物の一部を使ってルパン(目黒裕樹)の潜入シーンを撮っていたのを見ました。現場を見たのに、映画を見たくなかったケースです。後に目黒さんと昼メロドラマで一緒に仕事をしましたが、あの映画のことは意識してしゃべりませんでした。坪島監督とは、後に「江戸特捜指令」なる時代劇で何本か監督をしてもらいました。「長兵衛」に起用されることはありませんでした。映画の黄金期の末期に監督になられた人で、クレージーキャッツの、後期の作品を何本も取られましたが、それ以外はあまり作品に恵まれなかったと記憶しています。

Posted by: hikomal | Sunday, December 15, 2019 09:29

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