ウクレレ・マガジンVol.22 WINTER 2020
【12月17日 記】 リットーミュージックから夏と冬の年2回刊行される『ウクレレ・マガジン』。もう何年買い続けているだろうか。練習曲から歌伴、クラシック、ジャズ・ウクレレと、非常にバラエティに富んでいて楽しい。
時々意表をついた選曲があって、例えば前々号では高田渡の『生活の柄』やちあきなおみの『喝采』がソロ・アレンジで載っていたりする。
今号で言えば、渚ゆう子の『京都慕情』なんかがそれに当たるのだが、僕はそれよりもペドロ&カプリシャスの『五番街のマリー』が気に入った。とてもオーソドックスだがきれいなアレンジで、弾くのも難しくない。
なんて書くと、なんだ歌謡曲ばかりじゃないかと思うかもしれないが、例えば今号で言うとビル・エヴァンスの Waltz for Debby などというジャズの名曲も収められている。これは延々7ページにも及ぶ大作アレンジである。
僕は雑誌をそのままの形で家に残したりはしないのだが、捨てる前に気に入った楽譜だけは切り取って保持している(当然そんな曲の多くは即練習することになる)。
切り取ったページが相当溜まってきた。下手な教則本を買うよりよほど価値があると思っている。
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