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Sunday, November 03, 2019

映画『IT / イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』

【11月3日 記】 映画『IT / イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』を観てきた。

一昨年の『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の続編である。前作はスティーブン・キングの原作の半分しか描いていなかったらしく、これはあの事件から27年後である。

僕は前作が面白ければシリーズ続編は大体観るのであるが、しかし、この手の映画は根本的に僕には向いていないのである。

理由の第一は、いつも書いているように、僕は観た映画でも読んだ本でも片っ端から忘れて行くので、続編が公開になった頃にはほとんど前作を憶えていないということ。

そして、続編を見始めたら次第に思い出すかと言うと全然そんなことはないということ(そもそも、同じ映画を2度観てもそう簡単には思い出さないのだから)。

理由の第二は、外国映画の場合誰が誰なのか僕には却々識別がつかないということ。邦画なら主演クラスはほとんどがしっかり顔を記憶している俳優なので何の心配もないが、普段あまり観ていない外画の場合はよく誰が誰か分からなくなる。

ただでさえそうなのに、この映画の IT と戦う“ルーザーズ”は7人組で、しかも少年少女時代と27年後のダブルなので、それぞれの7人がごっちゃになるのに加えて、27年前の誰が今の誰なのか頭の中でちゃんと結びつかないのである。

幸いにして7人のうち1人は女性、1人は黒人なので区別はつくのだが、あとの5人×2が難しい。

そんな中にデブの少年が1人いた。こういうジュヴナイルものではほとんど定番のキャラと言って良いと思うのだが、ちょっと気が弱くてのろまで、それゆえ作品の中の位置づけとしては観客の笑いを取る役で、でも気は優しい設定なので結構観客の同情を引くのである。

このシリーズでそういう存在だった少年が、今作ではアイアンマンのトニー・スタークかドクター・ストレンジばりのイケメンに成長していた。当然キャラも変わってしまっており、それが良かったのかどうかは分からないが、しかし、これは設定としては却々面白い。今まであまり誰も思いつかなかった手だ。

ちなみに、今作における27年前の映像は(監督は同じアンディ・ムスキエティなのだが)前作から採ったものではなく、同じ俳優たちを集めて新たに撮ったものである。

僕としては前作でめちゃくちゃ可愛いなと思ったソフィア・リリスがジェシカ・チャスティンという割合普通のおばさん女優になっていたのが非常に残念ではあったが…。

で、面白かったかと言うと面白かったし、怖かったかと言えば怖かった。でも、前作を見ているせいか、パタンは読めてきたので、それほどのショックはない。

ただ、IT がどんな姿で襲ってくるかという点は予断を許さない。だから。やっぱり怖いのは怖い。

しかし、身体から切り離された顔から足が生えてきてカニみたいな化け物になるのは、あれは1991年の塚本晋也監督作品『ヒルコ 妖怪ハンター』のパクリではないか?と思った。あれは原作にも出てくるんだろうか?

で、えっと、これは誰だっけ?という思いに囚われているうちによく分からなかった箇所がいくつかあった。ちょっとご都合主義的な部分もあったように思うが、僕の理解が追いついていないのかもしれない。

いずれにしてもスティーブン・キングは怖いし、面白いのである。そして、この映画の IT = ピエロのペニーワイズの造形、と言うか、演じている役者の個性とそれを覆っている特殊メイクの見事さには改めて舌を巻いた。

最後の最後でもう一度死ぬほど怖がらせてくれるかと期待したのだが、素直にハッピーエンドだったのはやや物足りなかったが、でも、まあ、こんなもんかな。うん、面白かった。これを観たからと言って多分悪夢は見ないと思う。

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