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Tuesday, October 22, 2019

ラグビー・ワールドカップ日本代表チームに思う

【10月22日 記】 日本代表チームの健闘でラグビー・ワールドカップは随分と盛り上がった(日本が敗退した後も盛り上がっているのかどうかは知らないが)。

僕は、前半は海外旅行中だったので全然見ていないのだが、後半は妻が見たいと言い出したこともあって、テレビで何試合かを見た。そもそもがラグビーではなくアメリカン・フットボールが好きなので、にわかラグビー・ファンにはならなかったが、少なくともにわか視聴者にはなったわけだ。

で、何よりも驚いたのは、外国人選手が多いことだ。他のスポーツではこんなに外国人が多い日本代表チームは見たことがない。

いや、だからダメだとか、俺はそんなもの日本代表だと認めないとか言おうとしているのではない。良いとか悪いとかの前に、ただ驚いたのである。

ここでは「外国人」という言葉をどういう定義で使っているかと言うと、何も定義せず、単なる印象論で語っている──つまり、外見の印象と氏名の印象からぼんやりと外国人と書いている。

国際的なルールでどういう規制が敷かれているのか、ワールドカップとオリンピックでは異なるのだろうし、同じワールドカップでもラグビーとサッカーでは違うのだろう。

ラグビー・ワールドカップにおける選手登録のルールについてはテレビのワイドショーでちょっと解説を聞いたが、しっかりとは頭に入っていない。が、いずれにしても、そんなことを問題にしてどうこう言いたいのではない。

日本のプロ野球はもう何十年も前から各チームとも外国人選手を登録している。ただ、それでも彼らは明らかに少数派であり、彼らが日本代表に選ばれるかと言えば、それはない。

また、近年では肌の色の黒い日本人スポーツ選手も全然珍しくない。──テニス、野球、バスケットボール、陸上競技、他にもたくさんいるだろう。

ただ、そういう選手は大体が両親のうちどちらかが旧来の狭い意味での“日本人”であり、その血縁から僕らは、肌の色や髪の色に関係なく、素直に日本人だと思い日本人だと口にする。

それに対して、今回の代表チームの中には人生の途中まで日本とは縁もゆかりもなかった人がたくさんいるのではないだろうか。そこに驚いたわけである。

そういうことは今まで大相撲の世界にしかなかったのではないだろうか。あまたある外国人力士は、生まれた時には日本とは何の関係もなかったはずだが、今では相撲文化、日本文化を身に付けた立派な日本人である。ただ、大相撲には日本代表チームがないので、今回のラグビー代表で初めて、立派に日本人化している大勢の外国人選手の存在を目の当たりにして、改めて驚いたわけである。

彼らはどうして日本のチームに加わってやろうと思ったのだろう? それは選手一人ひとり事情が違うのだろう。でも、なんであれ、それは日本が国際的に認知され、逆に日本の国際化が進んだということではないかな、という気がしている。

そして、そういうチームを日本人のファンが素直に応援している姿も、これまた国際化の証であるように思われる。

だから僕は“外国人”選手が多い日本代表チームに好感を覚えた。今回の驚きはそういう驚きであると自分では分析している。

力道山が外人レスラーをやっつけるという、あの時代の構図は漸く終わったのである。それは新しい時代の日本の始まりなんだと思っている。

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