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Monday, September 02, 2019

セルフレジ

【9月2日 記】 まことに遅まきながら、昨日 UNIQLO でセルフレジというやつを人生初体験した。

別に難しくておろおろするだろうなどとは思っていなかったし、事実簡単に支払いは終わった。

しかし、最初にセルフレジなるものの存在を聞いた時には「そんなもの大丈夫かな?」と思ったのも事実である。例えば3つ買った商品のうち2つしか台に置かなかったらどうなるんだろう?とか。

でも、考えてみるとそういうことは有人のレジでも起こるわけである(3商品のうち2つかレジで出さなかったら?)

そういう意味で、よくよく考えてみると、これはかつては銀行の有人窓口でお金を入れたり出したりしていたものが、無人の ATM でできるようになったようなものなのだ。今では消費者金融でお金を借りるのさえ無人の窓口でできる。

僕らは最初いろんなことを心配する。

例えば、機械に入れた現金の額を機械が正しく読み取ってくれなかったらどうしよう、とか。今ではそんな心配は全くしていない。むしろトロそうな店員よりはよっぽど信頼している。

前にも書いたが、自動運転と聞くと、もしもシステムが誤作動したらどうするんだ、と心配する。だが、それは自動車が世の中に出てきた時に多分「もしもブレーキが突然故障したらどうするんだ」と心配した人がいたのと同じだろう。

ブレーキは決して故障しないわけではないだろう。しかし、生き死にに関わるほど重大な故障が突然現れる率はかなり小さい。そして、自動運転のシステムは人間がものを判断するより遥かに速いスピードで判断するので、人間が運転していたら避けきれなかった事故を自動運転であるがゆえに避けたという事例がきっと今後は出てくるだろう。

いずれにしても科学は進歩している。今は誰も ATM を珍しがったりしないが、いずれセルフレジについてもそんな時代が来るのだろう。

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