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Thursday, August 15, 2019

Webcat Plus

【8月14日 記】 ひとつ前の記事に書いたように(と言うか、ひとつ前の記事がそのものなのだが)シミルボンのコラム募集「カラダの欲望、ワタシの本音」に応募して文章を書いた。

そこにも書いたように、この文章はもともと僕がやっていたホームページ Wise Word Web の読書コラムの1章として書いたもので、それに何箇所か手を入れたものである。

で、今回何が困ったかと言うと、そもそもこの文章を最初に物したときからそうだったのだが、昔読んだ外国小説の書名や作家名がどうしても思い出せないのである。

いや、タイトルは多分『彼女』だ。100%の自信はないが、多分そうだったと思う。

それならネットで検索すればすぐに出てくると思うかもしれないが、「彼女」で検索するとタイトルに「彼女」を含む本が何万冊と出てくるのである。

部分一致ではなく完全一致で検索すれば良いではないかと言われるかもしれないが、その機能のある検索ボックスが意外にないのである。amazon もダメ、紀伊國屋書店もダメ。他にもいろいろ試してみたが、どこもかしこも表題に「彼女」を含むものを全ておっ広げてくれる。

当初は諦めて「著者名が思い出せないのだがタイトルは多分『彼女』で…」みたいな書き方をして投稿したのだが、ふと発想を変えて「書名検索 完全一致」で検索してみると、果たしてそういう機能のあるサイトが見つかった。

Webcat Plus

である。で、そこで完全一致検索すると一発で発見。作者は A.N.ワードスミス。説明文には、

アメリカ南部の大学街の密室で日夜繰り広げられる過去に傷を負ったふたりの中年男女のひそやかで、尽きることのない激しい性愛。30有余年を経ていまなお鮮烈な、大作家が匿名で書いたエロティシズムと甘いポエジーに満ちたあまりにも美しく大胆な愛の現実。

とある。そうこの小説である。1975年刊行。

このサイトのおかげで、正確な書名と amazon へのリンクが張れた。こういうケースに非常に重宝するので、今後とも憶えておきたい。

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