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Monday, August 26, 2019

好きなドラマ

【8月26日 記】 今期はよく頑張っていると思う。ドラマの話である。いや、ドラマの制作者が、ではなく、視聴者たる僕が頑張っているという話。頑張っていると言うより踏み留まっていると言ったほうが良いかもしれない。

僕は中高生の頃から既にドラマが好きで、会社に入ってからも、最盛期には NHK の朝の連続テレビ小説を含めて週にドラマ8番組を観ていた時期がある。

もちろん毎日リアルタイムで観られるような生活習慣は成り立たなかったので、勢い録画しての視聴が主流となり、土日は随分忙しかった記憶がある。

それがいつの間にか、と言うか、次第にドラマを観る体力も気力も失せてきて、最近では週に1本がやっとである。つまり、毎クール1つの連続ドラマを選んでそれだけを観ているというのが、ここのところ数年、いや、ひょっとすると10年間ぐらいの視聴習慣である。

それが今クールは4本──TBSの『凪のお暇』、同じくTBSの『ノーサイド・ゲーム』、そして MXで放送している HTB製作の『チャンネルはそのまま!』、さらに、放送はもう終わってしまったが、WOWOW の連続ドラマW『ポイズンドーター・ホーリーマザー』である。

各局の主だったドラマの初回をチェックしてから選ぶという丁寧な作業はもう何年もやっていない。いろいろ番宣資料などを読んで、1本選ぶなら『ノーサイド・ゲーム』かなと思ったのである。ところが、他にも何本か観たうちの『凪のお暇』がすこぶる面白くて、残すのはこの1本と心変わりしたのだ。

今までであれば、観る負担を軽減するために、決めた1本以外は切り捨てるのが常だった。しかし、今回に限っては途中まで見てしまった『ノーサイド・ゲーム』をキリ良くやめられず、予告編を見るたびに次回も見たくなって現在に至っている。

それに加えてドラマW は、これは絶対妻が見たがるだろうと思って録画していたら、案の定見ると言うので、原作が湊かなえだけに毎週末どんよりしながら夫婦で観てきた。

そこへ持ってきて、北海道の HTB が開局50周年記念番組として作った『チャンネルはそのまま!』は、当初は北海道でのローカル放送と Netflix だけだったのだが、これが大評判となった。

僕は実はそれらが始まる前から観たかったのだが、Netflix は既に退会しており、その後 tvk への番販が決まって放送が始まるもウチのマンションでは tvk は受信できず、漸く MX での放送で見始めたというわけだ。

だから今期は週に最大4本を観ていたことになる。いつ以来だろう?

それができたのは、たまたまこの何ヶ月かの僕の生活時間がうまく回っていたということもある(ドラマがどんなに面白くても、録画が何本も溜まってしまうと、もう観る気は失せてしまう)。

でも、それ以上に、それぞれのドラマが僕の好みに合っていたということだろうと思う。

しかし、それにしても、この4本を並べてみて、どこにも共通点が見つけられないというのが、一番面白いところだろうとは我ながら思うのである。

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