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Tuesday, July 09, 2019

『いなくなれ、群青』マスコミ試写会

【7月9日 記】 映画『いなくなれ、群青』のマスコミ試写会に行ってきた。

捨てられた島「階段島」。ここに住んでいる者たちは皆、ある日気がついたらここに来ていた。全ては「魔女」によって取り仕切られ、外界との連絡は取れない。失くしたものを見つけた者しかここから出て行くことはできない。でも、島の暮らしは必ずしも辛いものではなく、出て行こうとする者は稀である。

ある意味哲学的な、そして、ある種幻想的で、詩のような物語だ。

そこで暮らす、全てに悲観的な高校生・七草(横浜流星)。そこに七草の幼馴染である真辺由宇(飯豊まりえ)が現れる。由宇は七草と対象的に前向きで、真っ直ぐで、曖昧なものを許さない。

濃紺のラインが入ったセーラーカラーの真っ白なブラウスに、濃紺のリボンタイ。同じく濃紺の、綺麗なプリーツの入った膝上丈のスカート。そして濃紺のハイソックスを履いた飯豊まりえの華奢な姿が脳裏に焼き付く。

風景も含めて、非常にピクトリアルな映画。物語を貫く謎が生きることの暗喩になっている。筋運び的にはもう少しきれいに劇的に整理してほしかったという思いも残ったが、雰囲気のある映画。タイトルが良い(原作となっている小説のタイトルのままなのだが)。監督は柳明菜。9/6公開。

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