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Monday, July 22, 2019

『かぐや様は告らせたい』マスコミ試写会

【7月22日 記】 映画『かぐや様は告らせたい』のマスコミ試写会に行ってきた。

僕は例によって原作の漫画は知らないのだが、アニメ化されてテレビでやっていたのは全回欠かさず見ていた大ファンである。

お互い相思相愛なのに、かたやプライドが高すぎる女生徒、こなた自意識過剰な男子という組合せで、ともに自分から告白するのはカッコ悪いと思い、いつしか相手のほうから告らせるための手練手管合戦となる──というバカバカしい内容である。

日本を代表するエリートたちが通う私立・秀知院高校。そこの生徒会副会長を務めるのが日本有数の財閥の令嬢・四宮かぐや(橋本環奈)。才色兼備、諸芸もこなし、贅を尽くした暮らしをしているが、世間知らずのお嬢様的なところが抜けない。

一方、生徒会長の白銀御行(平野紫燿)は、家は貧乏だし、運動神経も良いとは言えないが、その飛び抜けた学力だけで全学の頂点に立ち、人気と信頼を勝ち得ている。

僕もアニメの第1話を見たときにはなんじゃこりゃと思ったのだが、見ているうちにどんどん嵌ってしまった。エピソードが豊かで、と言うか、ようそんなこと考えたな、という感じで、視聴者は毎回のバリエーションを楽しみながら、いつものパタンに嵌って行くという、コメディとしては理想的な筋運びになっていた。

バカバカしいけど、おかしくて、ちょこっとだけ青春が戻ってくるのだw もちろん、あの「お可愛いこと」という決めの台詞もあるw

でも、この映画のキャストを聞いた時に、これは絶対違うと思った。かぐやは橋本環奈のようなちっちゃくて可愛いタイプではなく、もうすこし背も高くスラッとして、すこしツンとすましたお嬢様である。僕のイメージでは玉城ティナとか山本舞香みたいな感じ。

それに白銀はこんなにジャニーズっぽくない(ジャニーズ・タレントが演じているから仕方ないかw)

でも、予告編を見ているうちに印象が違ってきた。橋本環奈は表情が豊かで、コメディエンヌとしての才能もあって、却々のはまり役ではないか。しかも抜群に可愛い。一方、平野紫燿のほうも、白銀のおろおろした感じがとても良く出ている。

それに加えて、アニメでも抱腹絶倒のかき混ぜ役だった巨乳ノー天気娘の藤原書記(浅川梨奈)と青春ヘイトのネクラ・石上会計(佐野勇斗)のコンビと、かぐやの同級生でもあり四宮家のメイドでもある早坂(堀田真由)らの脇役が却々の熱演で(まあ、藤原書記は見た瞬間ちょっと違うなとは思ったんだけど、見ているうちに)、笑える笑える。

前半はテレビアニメでやったのと同じエピソードを、アニメと同じテーストで、同じようなセットや特殊効果の背景、そして、ところどころは同じ構図で、2時間の映画に収めるためにうまく整理して見せてくれた。

後半の次期生徒会役員選挙は(多分原作漫画にはあるのだろうが)テレビにはなかったエピソードなので、これはこれで非常に楽しんで観た。

ただ、会場がマスコミ試写会ということもあるのだろうが、席で声を上げて笑っていたのはほぼ僕一人であり、そういう意味では原作やアニメで一回慣れてから観たほうがずっと楽しめる作品なのかもしれない。

でも、試写室を出てきた人たちはほとんどみんな笑顔だったよ。

『情熱大陸』でこの映画の出演シーンを取材されていた佐藤二朗が、『情熱大国』に出演中の医師として登場したのにはワロタ。却々ひねった遊びである。

こういうバカバカしいものに一生懸命取り組む人たちが僕は好きだ。あー、面白かった。

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