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Tuesday, June 18, 2019

晩年

【6月18日 記】 この歳になって漸く自分の人脈が繋がって広がってきた気がする。楽しくて仕方がない。

多分、他の人たちは人生のもっと早い時期から(濃度や速度はその時時で差はあるだろうが)着実に人脈を積み上げて行っているのだと思う。

僕の場合はなんでこんなサラリーマン晩年になってやっとなのかと言えば、それはひとつには僕が奥手で引っ込み思案で非社交的だからなんだろう(小学校の頃からずっとそんな風になじられてきた)。

でも、もうひとつ要素があって、それは僕が今自分がやりたい仕事をやっているから、逆に言うと、昔はやりたい仕事でなかったから人脈も形成されなかったという面もあるのではないかなと思う。そう、ここ何年かは本当に自分がやりたい仕事をやっている。

嫌なことでも苦手なことでも、とりあえず真面目にコツコツやる──というのが、サラリーマンとして僕が評価されてきたほぼ唯一の点だと思うので、評価されていた間には人脈が繋がりも広がりもしなかったという皮肉な結果ではあるのだが。

若い頃大好きでほとんど全公演を観ていた劇団鳥獣戯画の、どの演目だったか忘れてしまったが、ある芝居のある場面でこんな感じの台詞のやり取りがあった。

「俺が先に手に入れたんだ。早いもの勝ちだ! 問答無用!」
「黙れ、大器晩成だ!」
「なんだそりゃ?」

僕の大好きな台詞である。

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