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Wednesday, May 22, 2019

社長のイメージ

【5月22日 記】 僕の父は社長だった。

社長と言っても社員は常に2~3人しかいない、本人は「中小企業」と言っていたが実のところ零細企業である。おまけに一度倒産もしたし、家財を差し押さえられたりもした。

小さい頃はもちろん社長というのが何をしている人なのかは知らない。と言うよりも、仕事というものがどういうものかも知らない。そんな僕が社長というものに持ったのはただ偉そうにしている人というだけのイメージだった。

それは社長のイメージと言うよりは、間違いなく父という人間個人のイメージである。偉そうにして、他人を抑圧・支配しようとして、大きな声で何かを指図して、大言壮語して常に自分が一番であると自慢しまくっている男。

僕は社長というのはそんな感じで誰かに怒鳴りまくってる人だというイメージを持った。

大人になって就職し、自分も会社や仕事というものを経験し、そして、社内のいろんなセクションを渡り歩くうちに、会社というものがどういう構造で動いているのか、経営者というものがどのような機能を担ってどのような業務をどのような手順で果たしているのかも少しずつ分かってきた。

社長というのは単に偉そうに指図している人ではないのだ、と言うか、社長の主たる機能は社員に偉そうに指図するということでは決してない、と漸く分かった。

漸くである。でも、仕方がない。小さい頃に知っていた社長はただ父ひとりだけだったし、テレビのドラマに出てくる社長も大体は偉そうにしている人物だったし、当時の僕ら子どもたちが観るホームドラマには稟議決済や役員会や株主総会のシーンなんて出てこなかった。

だから、社長というのはただ偉そうにして指図しまくっている人だというイメージが、知らないうちに体の奥深くまで染みついていたのだ。

今では社長が何をする人なのか凡そは知っているつもりである。社長=偉そうにする人ではない。

でも、中にはまだ、偉そうにしたくて社長の椅子を狙っている人や、社長になったので偉そうにできると考えている人がやっぱりいると思う。

うん、周囲を見渡してみると、いるよね、きっと、あなたの周りにも。

(ちなみに、念のために書いておくと、これは僕が今働いている会社の社長を指してはいない。全然関係のない話だ)

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