ふぞろいの電波時計
【2月25日 記】 多分、以前どこかに書いたと思うのだけれど、何もしなくても決して止まることなくずーっと正しい時間を刻んでくれる時計を持つことが、僕の中学生時代からの夢であり長年の念願だった。
だから、初めてソーラーの電波時計を買った時には、あたかも人生の究極の目的を果たしたかのような達成感、と言うよりも、むしろ全てを成し遂げた後のがっくりとした脱力感と言うか、「これから僕は一体何を目標に生きて行けば良いのだろう?」という戸惑いのような感慨さえあった。
それほどまでにこだわりがあるので、当然腕時計だけではなく、我が家の置き時計も電波時計が多い。
電波時計は電波を受信して時刻合わせをしてくれるのだが、しかし、マンションの室内で使うとなると、残念ながら、どこに置いておいてもいつでも電波を受信してくれるわけではない。
しかも、不思議なことに、受信状態にはムラがあるのだ。
ベッドサイドの低い位置の台よりも寝室の窓辺のほうが、そして寝室よりも DK の窓辺のほうが電波を受信しやすい、というようなことは理解できる。位置も違うし、窓の向きも違うし、窓の外のビルの並び方など環境も違う。
でも、日によってベッドサイドでも受信してくれることもあれば、ベッドサイドではダメで寝室の窓際まで寄れば OK だったり、あるいは寝室では全然受信できずに DK の窓辺に置いておいてやっと受信できたりもする。
それどころか、同じ場所に2台の時計を並べて置いてあるのに1台しか受信できなかったり、それはまだ良いとして、日によってどちらの1台が受信できるかがまちまちだったりもする。
こういうムラはなんで発生するのだろう? 僕の夢がいろんな事情で妨げられるのは仕方がないとして、何故だか分からないのは気持ちが悪い。ご存知の方がおられれば是非ご教授いただきたい。
Comments
ずいぶんのこだわりですね。
当家に、安物の電波時計が数台ありますが、ベランダ脇の窓際に並べておいてもなかなか同期しません。私は、それはそれでええやないか、と気にしません。そもそも安物好きなのですが、DAISOのクオーツを毎日のようにテレビの時刻表示で2台、3台と1分ごとにあわせています。なかなかええもんです。
究極としては、どこまでいっても近似値なのですから。
Posted by: hikomal | Tuesday, February 26, 2019 18:30