飛行機と Wi-Fi
【10月3日 記】 一つ前の記事で、早めに運休・欠航を決めてくれるとありがたいと書いたのですが、早めに決められない状況でちょっとした災難に遭ってしまいました。
昨日出張で大阪に行ったのですが、JAL111便が伊丹空港に近づいてベルト着用のサインが点いた後、やおら「機長のところに入りました報告によりますと伊丹空港の滑走路が閉鎖しているようです」との CA さんのアナウンス。
どうやら、搭乗スタッフにも細かい情報が入っていないようで、どういう状況で滑走路が閉鎖されているのか全く分かりませんし、それ故いつごろ復旧しそうなのかの説明もありません。
そうこうしているうちに、「この飛行機は関西空港に着陸します」との淡々としたアナウンス。
ま、幸いにして今は機上で無料で Wi-Fi が使える(というか、この日もすでに使用中だった)ので、昼前のアポイント先にこういう事情なので行けそうもないとメールを入れました。
そして、珍しい状況に見舞われたので、facebook と twitter に投稿したら、いろんな人がいろんなことを教えてくれます。
機内に映し出されている航路図を見ていると、羽田から奈良まではほぼ真っすぐ飛んできたのが、そこから「∞」の字を描いて大阪と奈良を行ったり来たり。そして、少し南下したあと、今度は大阪と和歌山の県境に沿って西へ。瀬戸内海に出て、南の端から淡路島を縦断して、ぐるっと大きく右に旋回してようやく関空に降りました。
アンラッキーだったのは、ベルト着用のサイン点灯後だったので、トイレに立てずに膀胱ぱんぱんでおしっこチビリそうだったこと。ラッキーだったのはインターネットで facebook や twitter を見て気を紛らわすことができたこと。
で、機内のスタッフにはまだ詳しい状況が入っていないのか、CA さんがひょっとしたら一時的に降りただけですぐに伊丹に飛ぶようなことを匂わせたり、機長は機長で「詳しいことは地上スタッフから説明があると思います」などと言ったり。
でも、facebook や twitter では、「いや、関空で打ち切りになってますよ」「111便より後の便が伊丹に降りたようです」などといろんなことを教えてくれます。
さて、ドアが開いて地上係員が乗り込んできて、原因の説明はありませんが、地上交通費として2000円を支給するとのこと。降りたところで封筒に現金が入ったものを無造作に、領収書もなくポンポン渡していきます。
問題は、関空なんて来るのは実に久しぶりなので、一体何で大阪市内に移動するのが最も安くて早くて快適(混んでいない)なのか、ということ。「2000円では多分特急に乗れないよね?」とつぶやいたら、「ラピートなら乗れますよ」とのリプがありましたが、そのときにはすでに特急はるかの車内で弁当を食っていたのでした(笑)
まあ、事前に決められない今回のようなケースでも、ネットさえ繋がっていればいろいろと便宜が図れるのでありました。
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