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Sunday, September 30, 2018

日本の鉄道は時間に正確

【9月30日 記】 外国から来た人は日本の鉄道の時間の正確さに驚くという。確かにそうだ。日本では電車はほぼ時刻表の通りに来る──と僕も思っていた。だが、東京は少し違う。

統計を取って平均値を出せば、東京の鉄道の正確さは他県他地区の鉄道より劣るだろう。

もちろん東京の乗務員が怠惰だと言うのではない。東京は路線が長すぎるのだ。

なぜ我孫子の信号機故障で成城学園前の電車が遅れるのか? どうして川越の人身事故で元町・中華街の電車がホームを出発しないのか?

相互乗り入れに次ぐ相互乗り入れで、路線が長くなりすぎている。その長い路線のどこかで何かがあると、それは長い路線全体に波及するのである。

路線が延びた恩恵に浴して端から端まで行く人は良いのだが、中抜けでちょっと乗る人にとってみれば、聞いたこともない駅の近所でのアクシデントが今自分に影響しているというのは、まるで江戸の敵を長崎で討たれるような気分である。

昨日も映画を見に行こうとして最寄り駅に行ったら突然「全線止まっています」とのアナウンス。だが、それは僕が乗る路線ではなく、ある区間その路線と並行する形で走っている別の路線だ。

幸いにして東京は交通網が発達しているので、他のルートで行けないわけではない。ただ、事故があったのは隣の路線だということもあって、恐らくこのまま待ったほうが早いだろうという判断をした。

アナウンスも最初は「安全が確認でき次第発車いたします」というものだったのが、いつしか「しばらく止まります」になって、挙句の果てに「○○方面にお急ぎのお客様は○番線から○○線に乗って○○駅でお乗り換えください」に変わった。

うむ、それはかなり迂回したルートになる。それで間に合うかどうか甚だ怪しい気がする。

でも、映画のチケットはもう買ってある。こういう場合ネットで予約したページには多分どこかに「何があっても返金しない」と明記されていて、僕らはそれを了承したからこそネット予約のページに進めたのである。

昔にみたいに途中から映画館に入って最後まで見て、そのまま次の回まで居座って、自分が見始めたところまで観てから帰る、という見方は今は許されない。問題は、何分遅れで到着できるか、そして予告編が何分あるかである。もし大幅に遅刻するなら1回分のお金を無駄にしても出直したほうが良いと思う。

結局別のホームに移り、2回乗り換えて目的の駅のホームに着いたらちょうど上映の時刻。映画館が駅に近かったこともあって、劇場内に入ったらすでに真っ暗だったが、ちょうどタイトルが出たところだった。

東京で映画を観るときは、こういう遅れを事前に織り込んで、早めに家を出る必要があるのである。いや、映画だけではなく、いつもそうなのだ。

それをうっかり失念して、もう少しでチケット代がパーになるところだった。「日本の鉄道は時間に正確」という思い込みは良くない(笑)

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