music baton
【6月10日 記】 変な話だけれど、facebook でバトンが回ってきて急に思い出した──ああ、バトンってあったなあ、と。
あれは何だったろう? twitter? それとももっと古い時代のメーリング・リストとかの時代?
何かテーマがあって、それに沿って何か書く(つぶやく?)。で、そのバトンを誰かに引き継ぐ。──そんな形だったろうか。
facebook の「友達」(女性)が書いているのを見つけた。テーマは「人生で影響を受け何度も聴いた一枚」。 #10CD10DAYS ( #10CDs10DAYS と複数形になっていないのがちょっと気持ち悪いが)というハッシュタグがついていて、10枚の CD を10日連続でアップするのがルール。ただし、カバー写真だけで説明は書かない。
この最後のルールが良い。音楽を語るとき我々はついつい御託を並べてしまうのだが、それを禁止することで余計なケレン味がなくなる。
以前やっていた個人ホームページにも書いたことだが、他人の本棚や CDラックに陳列された本や CD を覗き見すると、その人の人生の表層が、ごく一部とは言えしっかり見えてくる。そして、そこには必ず何某かの意外性があって、それが楽しい。
いまや本棚や CD ラックがある家庭も減ってきている(ウチには両方あるが、もはや中味の増え方は緩慢である)中、こういう企画も面白いと思う。
これは彼女が誰かからバトンを受け取ったのか、あるいは彼女が始めたものなのか、よく知らない。いずれにしても、彼女はバトンをしっかり引き継がなければならないという意識は全く持っていない感じだった。
その辺りも気に入って、僕が引き継ぐことにした(他にも引き継いだ人があったようだが)。
facebook とブログで同じことを書いても仕方がないのでここには掲載しないが、いずれまとめ的なものを載せるかもしれない。
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