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Thursday, March 01, 2018

チップ

【3月1日 記】アメリカに旅する度に、なんでチップなどというややこしい制度を敷いているのかな、と怪訝に思います。

あんまり算数が得意でない国民も多いと言われているのに、払いの度に面倒な計算を強いられるのはストレスではないのかな、と。

それに貰うほうも、終わってみなければいくら貰えるか分からないのは不安ではないんでしょうか?

日本人の感覚では、客からしたら、「そんなもの料金に含めといてよ。まとめて払うから。で、従業員は雇用主から貰ってよ」と言いたくなるのではないでしょうか。

だいいち、そのほうが従業員の暮らしも安定するでしょ? 雇用主と客の両睨みで仕事するのも疲れません?

以前ハワイでイベントをやった時に、現地コーディネータに「サービスに不満があった時はやる必要ないんですよ」と言われて、チップを置かずに店を出たことがありましたけど、いくら不満でも日本人にはこういうことは却々できないんですよね。

それにウェイターが客に失礼なことをした場合はウェイターがチップをもらえないだけのことなんですかね? そんなウェイターを雇った店主の責任とかは?

日本人はどちらかと言えば責任者が出てくるのが美しいと思ってるんですよね。怒ったら言うじゃないですか、「お前じゃ話にならん。店長を呼べ」って。

責任者が間に入ってくれたほうが直接苦情を言うより気が楽ですし。

その代わり、粗相をしたウェイターが後で怒られようが怒られまいが、給料が減ろうが減るまいが、そこまでとやかく言う気もありません。

なんであれ、取り払いのルートが2つあることがなんかすっきりしないし、現に計算が面倒だし...。

いや、分かってるんですよ。そういうのは日本で生まれ育ち、日本の慣習にまみれた者の感覚であって、文化が違うんだから仕方がない、と言うか、それが文化の違いなんだってことは。

ただ、やっぱりそれは「最低賃金」みたいな考え方から外れてるように思うし、所得税とかはどういうことになっているのかな、などと考えれば考えるほど腑に落ちないのであります。

はい、私は日本から旅行で来ました(笑)

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