« February 2018 | Main | April 2018 »

Saturday, March 31, 2018

繋がる人脈

【3月31日 記】 東京に来て1年半(3回目だけど)、漸く仕事上の人脈が繋がり始めた気がする。もちろん東京に来ていきなり繋がり始めたわけではなくて、大阪にいたときからの人もいるし、1回目や2回目の東京生活で知り合った人たちもいるのだけれど。

で、繋がり始めて痛切に思うのは、単に仕事だからやっていたことの人脈は決して繋がらないのではないかということ。好きでやっていたことでなければ人も繋がらないのである。

Continue reading "繋がる人脈"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Wednesday, March 28, 2018

楽しい仕事

【3月28日 記】 前にも書いたけれど、会社に G Suite が導入され、それに伴ってメールシステムの移行が始まった。で、僕は情報システム部に頼まれてモニター的な役割で皆より少し前から使い始めた。

実は既に Gmail のアカウントは2つ使い分けており、そこに会社の新しいアカウントが加わって3つになった。

説明会を聞く限りではそれほどややこしくはならない感じだったが、やっぱり使い始めると、個人用の Google カレンダーを開いたつもりが会社のそれが開いたりなどということはある。

ただ、まあ、総じて快適である。使い慣れているということもあるし、Gmail そのものが機能的であるということもある。

ただ、今まで Gmail に接してこなかった人にはそうでもないらしく、そしてそういう人たちが思いの外多いみたいで、僕のような人間は少数派であるようだ。それは少し残念な気がしないでもない。

僕は昔から情報システム部によくモニター的な役割を頼まれるのだが、これはこれで楽しい仕事だと感じている。

過去にも新しいメール・クライアントを試していて、メールが全部削除されてしまったこともある。でも、そんなことがあってもやっぱり楽しい(余談になるが、メールが全部消えても仕事はなんとかなるものであるw)。

Continue reading "楽しい仕事"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Sunday, March 25, 2018

映画『去年の冬、きみと別れ』

【3月25日 記】 映画『去年の冬、きみと別れ』を観てきた。

瀧本智行監督の作品は今まで『脳男』と『グラスホッパー』の2本を観た。まあまあ面白かった。ただ、僕にとって追いかけるような存在ではない。

この映画の原作を書いた中村文則の小説は『教団X』1冊しか読んでいない。あまり惹かれなかった。この映画も多分あんな感じなんだろうなという想像がついた。

さて、では見終わって面白くなかったかと言えば面白くはあった。画もきれいだった。特に光の変化が美しかった。

オフィスの窓の外の白く抜ける晴天。夕焼けの赤い光に満ちた朽ちかけたビル。図書館のカーテン越しの薄い光と各テーブルに灯るスタンド。大雨の暗い屋外。燃える炎に照らされた赤い顔。わざと表情だけを隠した暗い照明…。

そもそもは予告編で見た斎藤工の悪役ぶりに魅かれた。この危ないキャラクターを斎藤は期待通りに好演していた。そして、線の細い青年として現れ、次第に新たな側面を見せてくる岩田剛典も良かった。

ただ、とても陰惨な話である。僕はこういう話は好きではない。人間の負のエネルギーが満ちて来る話である。

Continue reading "映画『去年の冬、きみと別れ』"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Thursday, March 22, 2018

映画『ちはやふる -結び-』

【3月22日 記】 映画『ちはやふる -結び-』を観てきた。百人一首を題材とした作品で『上の句』『下の句』で終わらずにその後『結び』が続くというのは構成として美しくないが、でも、まあ2本観たからには最後の1本を観ないわけには行かない。

前作がよっぽど面白くなかったのであれば話は別だが、前の2本も結構楽しんだわけだし。

とか言いながら、映画が始まっても前作がどこでどんな風に終わったのか全く記憶が甦ってこない。まあ、毎度のことではあるけれど(笑)

でも、やっぱり面白いのだ。競技かるたなんて、門外漢からしてみたら起伏のあるドラマに仕立て上げようがなさそうな素材なのに、テクニックとか作戦とか、いろんな方面からちゃんとメリハリをつけてくる。

Continue reading "映画『ちはやふる -結び-』"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Wednesday, March 21, 2018

映画『素敵なダイナマイトスキャンダル』

【3月21日 記】 映画『素敵なダイナマイトスキャンダル』を観てきた。エロ雑誌の編集者・末井昭の自著を原作として彼の半生を描いた映画。

かなり売れた80年代の『写真時代』は知っていて当然だが、70年代後半の『ニューセルフ』を僕ははっきり覚えている。ともかくエロい雑誌だった。そして、単にエロいだけではなく、当時僕はそこに気骨みたいなものを感じた。

でも、僕は末井昭に興味があってこの映画を観たのではない。そんな人が編集長だったということも知らないし、そもそも『ニューセルフ』と『写真時代』が同じ編集長によるものだったとは今日初めて知った。

(今思えば両誌には共通のトーンがあったように思う。乱暴に言ってしまうと「サブカルの匂い」みたいなことだが、要するにエロをカルチャーの中で捉えている感じがした)

そして、当時とかく低く見られたエロを、低いか高いかはともかくとして人間にとって根源的なものとして捉え直した感のある本で、若かった僕は当時この本との出会いに密かに快哉を叫んでいた(と言っても、毎号買っていたというわけでもなく、多くは立ち読みだったのだが)。

で、話は戻るが、僕がこの映画を観たのは監督の冨永昌敬が目当てだ。

2006年の『パビリオン山椒魚』、2009年の『パンドラの匣』と観て、2010年の『乱暴と待機』があまりに良かったので、以来それなりにマークしてはいるのだが、どうもこの監督、ひとことで言ってしまうと一般受けしないのだろう、上映のされ方がマイナーで、いつも見逃してしまう。

今回は久々に間に合った。そして、テアトル新宿は滅多にない大入りだった。

面白かった。

Continue reading "映画『素敵なダイナマイトスキャンダル』"

| | Comments (1) | TrackBack (0)

Sunday, March 18, 2018

「なんで〇〇なのだ?」転載

【3月18日 記】 長年続けてきたホームページを閉じるに際して、ごく一部の文章はこのブログに移設することにして、これまでに「転調」「魅惑のペンタトニック・スケール」「変拍子」「はてしないトイレ談義シリーズ」の4つをこちらにも掲載しました(PC のブラウザでお読みいただいている方は左のカラムにもリンクがあります)。

今回新たに「なんでその曲なのだ?」を加えました(HP では「なんで○○なのだ?」というタイトルでした)。これでこのブログへの転載コンテンツは音楽モノ×4、トイレもの×1になりました(笑)

Continue reading "「なんで〇〇なのだ?」転載"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Saturday, March 17, 2018

一次と数次、一事が万事

【3月17日 記】 いつまでもハワイ島に行った時の話を書いているが、やっぱり海外に行くといろんなことに気づき、いろんなことに思い当たり、いろんなことを思い出して、いろんなことを考える。

これは帰国してから不意に思い出したのだが、昔は一次旅券というのと数次旅券というのがあった。

若い人はナニソレ??って言うだろうが、一次旅券というのは1回しか渡航できないパスポートである。あまり記憶が定かでないのだが、僕が生まれて初めて取得したパスポートも一次旅券であったような気がする。

何のためにわざわざ1回しか使えないパスポートを取るのか?と思うのは今の発想で、昔は逆だった。高いお金を払って何年も使えるパスポートを取る必要なんてあるのか?と。

Continue reading "一次と数次、一事が万事"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Thursday, March 15, 2018

主張するお尻

【3月15日 記】 2月の末からハワイ島に行ってきたのだが、滞在していたホテルのトイレがウォシュレットではなかったのがちょっと辛かった。

もちろん日本のトイレがほとんどウォシュレットになったわけではないので、日本にいても日常生活でウォシュレット以外のトイレに当たることもある。しかし、この30年以内に建ったビルや家ならかなりのトイレがウォシュレットになっているはずだ。

自分の身の周りで言っても、家も会社も完全にウォシュレット化されているので、たった5泊とは言え、そうでない環境は辛いと言えば辛いのである。

でも、考えてみたら TOTO がウォシュレットを発売してからまだ40年も経っていないのである(そもそもウォシュレットというのは TOTO の商品名であって、一般名詞としては温水洗浄便座と言うべきである)。

今の若い人は40年前の、ウォシュレットが1台も存在しなかった時代を想像できるだろうか? あるいはそういう環境に耐えられるだろうか? 5日どころではなく、1年365日ウォシュレットが使えないのである。

Continue reading "主張するお尻"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Tuesday, March 13, 2018

『人魚の石』田辺青蛙(書評)

【3月13日 記】 この妙ちきりんな小説の書評をどこで読んだのかは忘れてしまったが、ともかく妙に惹かれて読んでみたら、これまた期待を裏切らない妙な小説で、ずるずると引きずられるように読んだ。

人魚の話である。それから石の話である。

人魚と言っても、上半身はグラマラスな美女、下半身は尾ひれのついた魚、というアレではなく、イメージとしてはむしろギレルモ・デル・トロの映画に出てきそうな存在。有り体に言うと、色白のつるんとした肌の素っ裸のおっさん(あるいは兄ちゃんかもしれないが)である。

主人公は祖父が住職をしていた田舎のおんぼろ寺を継ぐべく越してきた若い僧侶である。それが庭の掃除をして、池の水を抜いたら水底で眠っていたその人魚が目を覚まして出てきたという、昨今流行りのテレビ東京みたいな話である。

で、その人魚がなんともぐうたらで、その割にはろくなことをしない。僕が読んだ書評では確かこの小説を『雨月物語』になぞらえていたが、僕は『ゲゲゲの鬼太郎』のねずみ男を思い出した。

それで、序盤は『ゲゲゲの鬼太郎』の一場面みたいな、と言っても妖怪を退治する鬼太郎のシーンではなく、ねずみ男が余計ないたずらをして事態をややこしくしてしまうような話がだらだらと続くのである。

一体どのような知性がこのような物語を紡がせるのだろうと、僕は半ばにやけながらだらだらと読んでいた。

Continue reading "『人魚の石』田辺青蛙(書評)"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Sunday, March 11, 2018

映画『坂道のアポロン』

【3月11日 記】 映画『坂道のアポロン』を観てきた。「このマンガがすごい!2009オンナ編」第1位に輝いたコミックスが原作で、すでにアニメ化もされているとのこと。

例によって三木孝浩監督だというだけで、そんなこともストーリーもろくに知らずに観に行ったのだが、主演男優2人の顔ぶれからてっきり女子高生しか来ていないと思っていたら、「おっさんお一人様」率が高くて驚いた。

で、この映画、ジャズを題材としており、舞台は1966年の佐世保だ。ただ、それがおっさん率が高い理由にはならない。その時代にジャズを体験した人は僕らよりひと周り上の世代で、つまり、そこが目当てなら「爺さんお一人様」率が上がるはずだ。

ジャズを題材としてはいるもののジャンルとしては音楽映画ではない。やはり三木孝浩監督お手の物の青春映画である。ただ、音楽の要素はかなり大きい。三木作品では『くちびるに歌を』も音楽モノだったが、今回は楽器が絡むのでハードルはかなり高い。

ジャズである。しかも、演奏が上手く見えなければならない。もちろん実際の音はプロが出しているので素晴らしい演奏が流れる。観客はそんなことは百も承知で観ているのだが、如何にも当て弾きしてるだけと映ったら興醒めである。

監督は最初から演奏のできる役者をということで、1年ほどドラムスを習ったことのある中川大志と、「ピアノが弾ける」という誤情報を掴まされた知念侑李を起用した。2人とも猛練習したのだろう。知念の躍動感溢れる指遣いと中川の堂に入ったスティック捌きがリアルで(撮り方も巧いんだけどね)、僕らは安心してドラマに没入できた。

Continue reading "映画『坂道のアポロン』"

| | Comments (2) | TrackBack (0)

Saturday, March 10, 2018

映画『シェイプ・オブ・ウォーター』

【3月10日 記】 映画『シェイプ・オブ・ウォーター』を観てきた。

僕はギレルモ・デル・トロ監督の比較的新しいファンで、『パンズ・ラビリンス』で魅せられて、その後『パシフィック・リム』と『クリムゾン・ピーク』を観ているのだが、しかし、それにしても彼がアカデミーの作品賞や監督賞を受賞するとは驚いた。

でも、デル・トロ自身はアカデミー賞をもらうくらいの大御所になってしまった感じがするかと言えば、それは全くない。この半魚人の描き方なんてデル・トロそのもの。これこそがデル・トロのケレン味なのだと思う。

何しろヒロインとヒーローの2人とも口がきけないという驚くべき設定である。1962年、冷戦期の米国ボルチモア。白人ではあるが多くのマイノリティ雇用者に混じって便所掃除をするヒロイン。そして、彼女が務める米政府の機密機関に持ち込まれた半魚人。

ヒロインの同僚の黒人。ヒロインの隣人のゲイの売れない画家。結局最後には国にも切り捨てられるソ連のスパイ。監督自身は others と呼んでいるらしいが、主要人物全員が「他所者」、と言うよりむしろ「余計者」である。1962年という設定がよく効いている。

その余計者たちが協力して、政府に囚われていた半魚人を救い出す。そんな風にマイノリティに対して、と言うか、全ての人間に対して(いや、半魚人に対してさえw)温かく優しい映画である。

そもそもこれがオリジナル脚本であるところが驚異である。こういう自由な空想力は偏見などというものを超えたところにしか生まれないのではないかと思った。

とは言っても、みんなが外見だけで忌み嫌い虐待していた半魚人も実は知的生物だった──というようなお伽噺的な扱いはしていない。救い出された後も、人間の感覚で言うとやっぱり怪物としか思えない半魚人の生態を描いている。

ヒロインだってそうである。貧しくつましく生きる美しい娘という描き方にはせずに、冒頭はいきなり浴槽での自慰シーンである。全てのキャラクターをそんな風に描いているところがとてもフェアだと思う。

Continue reading "映画『シェイプ・オブ・ウォーター』"

| | Comments (1) | TrackBack (0)

Wednesday, March 07, 2018

朦朧

【3月7日 記】 ハワイ島から帰って2日。夜になると眠くて仕方がない。そして、朝もやや早めに目が覚める(こちらはそれほどひどくないが)。

こういう現象を世間は「時差ボケ」と言うが、僕はその言い方にどうも納得が行かない。

だって、まるで僕がボケているような言い方ではないか?

僕は断じてボケていない。僕の身体は1日24時間制を貫徹しようとしているにすぎない。ボケているのは時間のほうなのである。

Continue reading "朦朧"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Monday, March 05, 2018

いくらなんでもアメリカ放題

【3月5日 記】 ハワイ島から帰ってきた。で、旅行初日に書いた記事の続き。

SoftBank が「アメリカ放題」というサービスをやっていて、そのサービス開始記念キャンペーンで、申込み不要、サービス利用料無料で Sprint に接続できてラッキー、という記事を書いた。

ところが、その後、実はこれが非常にウザかったのだ。

Sprint の電波は弱いのか、しょっちゅう切れてしまう。切れると「Sprintネットワークから外れました。アメリカ放題適用外です。Sprint 以外でのご利用は通話料・通信料がかかります。データ通信を利用しない場合は[データローミング]をオフにして下さい」という親切なメッセージが飛んでくる。

で、そのうちにまた Sprint に繋がると「Sprint に接続されました。『アメリカ放題』適用中です」とのメッセージが飛んでくる。

まあまあご親切に、というところなのだが、これが一日に何回あって何通のメッセージが飛んでくるか。何もしてなくても切れたり繋がったりしている上に、車で移動などしようものなら、機関銃のように飛んでくる。

Continue reading "いくらなんでもアメリカ放題"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Friday, March 02, 2018

ドライヤと時刻表

【3月2日 記】海外旅行ネタをもうひとつ。

ホテルに備え付けのヘアドライヤのスイッチーーこれが階段状と言うとちょっと違うのだが、大中小のコブが3つくっついて並んだ形状なのだ。

日本人の感覚だと、一番小さいコブが「切」、真ん中のコブが「弱」、大きなコブが「強」、誰でもそう思うのではないかな。

ところがそうではないのだ。なんと真ん中が「切」。それを挟んで小さいのが「弱」、大きいのが「強」。

それって、気持ち悪くない?

Continue reading "ドライヤと時刻表"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Thursday, March 01, 2018

チップ

【3月1日 記】アメリカに旅する度に、なんでチップなどというややこしい制度を敷いているのかな、と怪訝に思います。

あんまり算数が得意でない国民も多いと言われているのに、払いの度に面倒な計算を強いられるのはストレスではないのかな、と。

それに貰うほうも、終わってみなければいくら貰えるか分からないのは不安ではないんでしょうか?

日本人の感覚では、客からしたら、「そんなもの料金に含めといてよ。まとめて払うから。で、従業員は雇用主から貰ってよ」と言いたくなるのではないでしょうか。

だいいち、そのほうが従業員の暮らしも安定するでしょ? 雇用主と客の両睨みで仕事するのも疲れません?

以前ハワイでイベントをやった時に、現地コーディネータに「サービスに不満があった時はやる必要ないんですよ」と言われて、チップを置かずに店を出たことがありましたけど、いくら不満でも日本人にはこういうことは却々できないんですよね。

それにウェイターが客に失礼なことをした場合はウェイターがチップをもらえないだけのことなんですかね? そんなウェイターを雇った店主の責任とかは?

日本人はどちらかと言えば責任者が出てくるのが美しいと思ってるんですよね。怒ったら言うじゃないですか、「お前じゃ話にならん。店長を呼べ」って。

責任者が間に入ってくれたほうが直接苦情を言うより気が楽ですし。

その代わり、粗相をしたウェイターが後で怒られようが怒られまいが、給料が減ろうが減るまいが、そこまでとやかく言う気もありません。

なんであれ、取り払いのルートが2つあることがなんかすっきりしないし、現に計算が面倒だし...。

Continue reading "チップ"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« February 2018 | Main | April 2018 »