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Wednesday, February 28, 2018

時差

【2月28日 記】 海外に行く時はいつも腕時計のマニュアル(紙)を持って行く。5つか6つ付いているボタン操作の組合せでタイムゾーンを変更するのだが、それが難しくて憶えられないからだ。

妻は日本の時間も知りたいと言うのでデュアルタイム表示、僕は眠れない時などに日本時間を知ると気が滅入るので、現地時間にだけに設定している。

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Tuesday, February 27, 2018

アメリカ放題

【2月27日 記】 コナ空港に着いた途端に iPhone が Sprint に繋がった。え? データローミングは off にしてあるのに、なんで?

僕の iPhone は SoftBank で、Sprint は SoftBank の子会社であることは知っているが、それにしても嫌な感じ。なんか大金持って行かれそうな予感。

キャリアの設定が「自動」になっていたので、慌てて解除したのだが、すぐに勝手に自動に戻って Sprint に繋がってる。

すでにメールも何通か受信済み。ああ、もうすでにいくら課金されたのか!

とりあえずモバイルデータ通信も off にして、被害を最小限にしよう、とやっていたら、やおら SoftBank からメッセージが届いた。

曰く「アメリカ放題」とか。

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ESTA

【2月27日 記】 今夜からハワイ島に旅行に行くのだけれど、昨夜は非常にあたふたした。原因は ESTA である。

長らく米国には渡っていなかったので、セキュリティ強化の流れの中で今アメリカ合衆国に渡航しようとするとそんなものが必要だとは全く知らなかった、と言うか、どこかで読んだか聞いたかしたのだが、記憶に定着していなかった。

そもそもは航空機にウェブチェックインしようとしたのである。そうしたらシステムに蹴られた。

そこには「あなたは ESTA の申請をしていないのでウェブチェックインはできない」とストレートには書いていなくて、なんか米国の役所のページを見ろと書いてある。ESTA の申請はネットでできるとも書いてある。

なんじゃそりゃ、と思いながら検索してみて初めてそのことを知ったのである。なんか遅くとも72時間前に申請することを推奨すると書いてある。

げっ、飛行機の出発まですでに24時間を切っている。

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Monday, February 26, 2018

「使いこなす」という呪縛

【2月26日 記】 4月を期に会社のメール・システムが一新される。Google のクラウドサービス G Suite が導入されるのである。

つまり、単にメールシステムが変わるのではなく、同時にいろんなウェブサービスが使えるようになるということだ。

言うまでもなく便利になる。

気になったのは、既に Gmail や Google Calendar は個人的に使いまくっており、それと会社のアカウントの関係がどうなるのか、変にごっちゃにならないか、アカウントの切り替えがややこしくないか、ということだけだったのだが、先日社内の説明会を聞いたところでは心配することもなさそうだ。

ところが、この間、僕の席から少し離れたところで、社内の人間2人が話しているのが聞こえてきてびっくりしてしまった。

この2人は便利になるとは感じていないのである。「会社として社員に対してこんな多機能を使うことを強制するのか?」などとやや被害妄想的な捉え方だ。パソコンもスマホも使ったことがないおじいさんならいざ知らず、僕よりずっと若い社員がそんなことを言うのである。

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Saturday, February 24, 2018

映画『今夜、ロマンス劇場で』

【2月24日 記】 映画『今夜、ロマンス劇場で』を観てきた。

業界には綾瀬はるかが出演する映画は当たらないという伝説がある。多分誰かが面白がって言い始めたことで、どこまで正しいのかはいちいち確かめていない。ただ、確かに興行的に失敗した映画は何本か頭に思い浮かぶ。

もちろん「興行的に失敗した映画=出来の悪い映画」ではないし、失敗の原因をひとりの出演者に帰するのも間違いである。

ま、それは置いておいて、今回の映画はそのジンクスを破る作品だと言っている人がいるのだそうだ。僕がこれを小耳に挟んだのは公開前だったので、予言ということになるが、もしそれを言ったのが関係者だとすれば、それほどの会心作だったということなのだろう。

僕がこの映画を観て思い出したのは『ローマの休日』と『カイロの紫のバラ』だった。多分この2本を観ている人ならほとんどの人が思い出すのではないだろうか?

企画書には「『ローマの休日』+『カイロの紫のバラ』」と書いてあったとしても不思議ではない。

この映画はこっそりそれらをパクってきたのではない。過去の名作へのオマージュなのだ。他にも、『オズの魔法使い』や『ニュー・シネマ・パラダイス』や『また逢う日まで』があったり、主人公の姓がマキノであったり…。

パンフレットを読んで「ああ、そうか!」と気がついたことはまだまだある。恐らく僕が気づいていないもっともっといろんなものが込められていて、映画通をニヤリとさせているのだろう。

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Wednesday, February 21, 2018

小さなこと

【2月21日 記】 小さなことだけれど、ブログに手を加えた。favicon である。

ご存じない方がおられるかもしれないので書いておくと、favicon = favorite icon、つまり「お気に入りアイコン」であり、「お気に入り」や「ブックマーク」に登録すると、そのサイト名の左に表示される小さなマークだ。

かつてはブラウザに表示されている URL の直前にもくっついていたのだが、今ではそこは https の鍵マークなどサイトの情報を表すところになって、その代わりにタブ・ブラウザの時代が来たのでタブのサイト名(title)の左に表示されている。

ここ cocolog の場合は長いこと nifty のマークが出ていたのだが、いつの間にか設定が変わったらしく、何も出ない、と言うか、自分で設定しない限りはブランクの四角が表示されるようになった。

それも淋しいな、とはずっと思っていたのだが、今回 favicon を設定しようと思ったのは、ホームページのほうを閉じたからである。

それで、ホームページで使っていたのと同じ favicon をつけることにした。言わば同じ人間がやっているのだという統一感の誇示(?)である。

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Monday, February 19, 2018

映画『blank13』

【2月19日記】 やっとのことで映画『blank13』を観てきた。斎藤工監督の長編デビュー作である。ただし、長編と言っても70分。

何かの番組で出演者のひとりが同じく出演していた斎藤工に「見せてもらったけど、すごく良かった」と褒めちぎっているのを聞いた。それだけなら芸能人同士の社交辞令なのかもしれないのだが、しかし、これだけチケットが取れないと何が何でも観たくなる。

そもそもが関東地方で1館だけ、しかも、レイトショーで1日1回だけ、それも定員60名の小さな小屋、ということもあるにはあるが、予約しようといつネットを見ても連日連夜の売り切れとなると、これはやっぱり口コミで盛り上がっている証拠だ。

土曜の朝に漸く今夜の座席が押さえられた。行ってみると今夜も満員。立ち見を入れて多分90名近くは入っていたと思う。

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Sunday, February 18, 2018

Virtual という単語の Reality

【2月18日記】 先月までやっていた「ことば」を中心テーマにしたホームページ Wardrobe of Words の流れで、ちょっと最近気になった言葉について書いてみます。

virtual reality などの virtual って、誰が最初に「仮想」と訳したのか知りませんが、あまり良い訳ではなかったんじゃないかな、と思うのです。

「仮想」と言われた途端に、なんか「本物ではない」という感じがしてしまうではないですか。ヴァーチャル・ナントカと聞いた途端に脳内に偽物感が充満してきませんか?

でも、virtual はむしろ「本物とほとんど変わらない」「実質上の」みたいなニュアンスの英単語なのです。

virtual = 仮想 と憶えていると、virtual reality は「頭の中だけで作り上げたインチキの現実」みたいな印象になってしまいますが、英語本来の持っているニュアンスからすると、「決して現実ではないのだけれど現実そっくりのもの」のほうが近いと思うのです。

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Friday, February 16, 2018

映画『リバーズ・エッジ』

【2月16日記】 映画『リバーズ・エッジ』を観てきた。行定勲監督得意の群像劇だ。と言うより、岡崎京子の有名な漫画の映画化である。僕は『ヘルタースケルター』しか読んでいないが、岡崎京子のタッチは分かる気がする。

まず驚いたのは画面のアスペクト比。映画館のスクリーンが所謂「サイドカット」になっている。普段横長の画面に慣れていると 4:3よりももっと正方形に近く感じてしまう。

これは後から思ったことだが、この画額だと人物のアップになった時、顔だけでほぼ画面が埋まってしまい、左右に背景が映るスペースもない。人間が画面に溢れる感じ。──それを狙ったのか、と思った。

暗い話だ。

時代は明示されないが、地球温暖化が問題になり始めた時期、まだ若者たちが携帯を持っていない時代、渋谷系の音楽が隆盛を極めた直後くらいのタイミング、つまり、90年台の前半だと想像がつく。

その時代に悪あがきする高校生たち、みたいな絶望的な設定の映画だ。

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Thursday, February 15, 2018

ガスの電気

【2月15日記】 今月から電気を東京ガスから買うことにした。

昔では考えられなかったことだが、今では電気をガス会社から買ったり、ガスを電力会社から買ったりすることができるようになった。昨今では関東在住でも関西電力と契約することもできると聞く。

僕も最初は大丈夫かなと思っていた。でも、ガス屋が急に電気を売ることになって、社員を集めて付け焼き刃で研修会を開き、「電圧とは何か?」などと勉強を始めた──というようなことではないことが分かった。

どこと契約していても、電気系統が故障したらやってくるのは電力会社で、ガスが止まったらやってくるのはガス会社なのだ。電気やガスに名前は書けないので、そもそもウチで使っている電気がどこのものだとは言えないのだ。

ただ、ガス会社も発電し、電力会社もガスを供給する時代になり、ユーザはどこと契約するかという選択肢ができただけのことであり、両社の間でどんな取り決めや金の取り払いがあったって知ったことではない。

ただ、ひとつだけ言えることは、どちらかに寄せると多分前より割安になる(あくまで多分だけど)。その大きな要因は、寄せることによる割引が用意されているからである。

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Wednesday, February 14, 2018

『JKハルは異世界で娼婦になった』平鳥コウ(書評)

【2月14日記】 Web で連載されて随分評判になった異世界転生小説だと聞いて興味を持ち、Kindle に落として読んだのだが、端的に言うと、「なんじゃ、こりゃ?」という感じ。

JKのハルが交通事故に遭う。彼女を庇おうとして一緒に死んでしまった同級生で“陰キャ”の千葉セイジと一緒に、気がついたら異世界にいたという話。

そこはとんでもない“男尊&女卑”の世界で、千葉は何だか知らないけどチート能力を持っていて冒険者になって、結構上の地位まで上がって行く。ところがハルには何の能力もないので娼館で働くしかなかったのだが、そこでハルはハルなりのやり方で頭角を表して行く。

で、娼婦の話なので当然セックスの描写がふんだんに出てくるのだが、それがあまりにモロな表現のオンパレードなので、読むほうからしたらポルノにも官能小説にもなってくれない。

文章はほとんどが会話(しかも、JK らしい表現による会話)で、深い描写や洒落た表現があるでもなく、異世界の構造もなんとなく幼稚で薄っぺらい。

んでもって、「おいおい、これで終わりかよ」と思ったら実はその後に短くない続きがあり、まだ続くと安心してたら急に、「おいおい、それで終わっちゃうのかよ」という終わり方なのである。

ドラマツルギーを創生するとか、撒いた伏線を回収するとか、そういう伝統的な手法を著者は全く重んずる気がないのである。

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Monday, February 12, 2018

映画『犬猿』

【2月12日記】 映画『犬猿』を観てきた。

最初にこんなこと書いて良いのか悪いのか分からないけれど、吉田恵輔監督、今回は随分まろやかだなあ、というのが正直な感想。

いままでは見ていてこっちがバツが悪くなるような、人間の弱いところを遠慮なくぱーっと暴露するような感じだったのに、何と言うか少しだけマイルド。

いや、今までの吉田恵輔の線から外れてしまった訳ではないのだけれど、何と言うか、少しだけ良い話になっている。そのほうが一般には受けるのかもしれないけれど。

でも、良い話とは言いながら、この監督は決して“めでたしめでたし”にはしない訳で、そこは相変わらず偉い(笑) しかし、こんな映画でよくこれだけ客が入るな、と感心するぐらいの入りであったのはやっぱり窪田正孝の人気なのだろう。

2組の兄弟姉妹が出て来る。印刷会社に務める和成(窪田正孝)は真面目で堅実、地味で地道、そしてやや気弱な男である。そこに刑務所から兄の卓司(新井浩文)が帰ってくる。こいつは文字通りの極道だ。まるで反省がない。無茶苦茶な金遣い。相変わらずの恐喝と暴力。

一方、和成の会社の下請けの印刷所の社長の由利亜(江上敬子)と同じ印刷所で働く妹の真子(筧美和子)。由利亜は病気で倒れた父の後を継いで会社を切り盛りする。頭が良くて仕事もできる。ただ、容姿にはコンプレックスがある。

それに対して真子は姉と違って頭は弱いが顔もスタイルも良く、時々グラビアなどで芸能活動もしている。

この4人の関係をずっと追った映画だ。兄弟と姉妹の関係が並行して走るところが面白い。

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Sunday, February 11, 2018

映画『がらくたヘリコプター』

【2月11日記】 渋谷ユーロスペースの「トーキョーノーザンライツフェスティバル2018 北欧映画の一週間」という特集で、映画『がらくたヘリコプター』を観てきた。

2015年のスウェーデンとカタールの合作。監督はヨーナス・セルベリ=アウグスツセーン。どういう人なのかは分からない。

冒頭、石畳の上に○にHのマーク。しかし、両サイドは草ぼうぼうだし、こんなところにヘリコプターが降りられるわけはない。と思っていたら、画面手前から奥にカモシカが駆け抜ける。いや、カモシカかどうかは分からない。羊蹄類の何かだ。1匹、そしてまた1匹。

上でヘリコプターのプロペラ音がして、風が地上の草木を激しく揺らす。でも、降りてきたのは──。なんだか分からないオープニングだ。

場面変わって、一年以上前に修理に出していた柱時計を返せとおばあちゃんが電話してきた。孫娘のエネサは時計屋に取りに行くがドイツからまだ部品が届いていないと言われる。鐘が鳴らないだけなので、もう修理はいいからと取り返して、兄弟のパキ、サスカとともに、おばあちゃんの許に車で届ける話。

と書けば何でもないようい思うかもしれないが、おばあちゃんの家は1000キロ以上離れたところにある。べらぼうな話である。

スウェーデンにも都会はあるはずだが、これは多分スウェーデンの田舎から田舎への1000キロの道のり。閑散とした道路と風景が妙に印象に残る。

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Saturday, February 10, 2018

ホームページやめました

【2月10日記】 Googleが、2018年7月にリリース予定の Chrome 68 から、HTTPを使っている全てのWebサイトで、アドレスバーに “not secure”の文字を表示するとの記事を読みました。HTTPS を推進するためです。

そう、今まで書き漏らしていましたが、僕が自分のホームページを閉じようと思った裏には、そういう流れになってきたということも、随分前からかなり意識していました。

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Wednesday, February 07, 2018

「キネマ旬報」2月下旬号(2)

【2月7日記】 さて、例年通り同じタイトルに(2)という番号を振ってキネ旬ベストテンの採点表分析の記事を書きます。

キネマ旬報ベストテンは各審査員(今年の日本映画は66名)が1位から10位までを選び、その1位には10点、2位には9点…、10位には1点が割り振られるシステムです。

僕は毎年『キネマ旬報』2月下旬号についている採点表を見ながら、各映画が何名の審査員によって票を投じられたか、そして、票を投じた審査員の平均点は何点かを割り出して、総得点=投票○人×平均△点という形に分解してみるのです。

考えれば分かるように、点を入れた審査員の数が多ければ、それぞれの点数がそれほど高くなくても結果として高い点数を集めることになります。逆に、人数がそれほど多くなくても、個々の審査員のつけた点数が高ければ、これまた高得点になります。

僕は合計点を上記の手法で分解することによって、大衆に人気のあった作品なのか、通に受けた作品なのかを見ようとしているのです。

毎年書いているように、これは統計学的に正しい手法ではありません。ただ、(上位10本に限ってやるのであれば)これでもざっくりとした傾向を捉えるには役立つのではないか、と言うか、単に自分でやってみて面白くて仕方がないので毎年やっている次第です。

早速、今回の結果を見てみましょう:

  1. 夜空はいつでも最高密度の青色だ
    314点=45人×6.98点
  2. 花筐/HANAGATAMI
    242点=31人×7.81点
  3. あゝ、荒野(前後篇)
    237点=33人×7.18点
  4. 幼な子われらに生まれ
    195点=29人×6.72点
  5. 散歩する侵略者
    172点=29人×5.93点
  6. バンコクナイツ
    164点=25人×6.56点
  7. 彼女の人生は間違いじゃない
    117点=16人×7.31点
  8. 三度目の殺人
    110点=23人×4.78点
  9. 彼女がその名を知らない鳥たち
    103点=21人×4.90点
  10. 彼らが本気で編むときは、
    100点=15人×6.67点

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Monday, February 05, 2018

「キネマ旬報」2月下旬号(1)

【2月5日記】 『キネマ旬報』2月下旬号が発売されました。その全ランキングを見ながら、今年も僕のブログの記事「『キネマ旬報ベストテン』の20位以内に入ってほしい邦画10本」との突き合わせて行きます。

1位から10位については 1/15 の記事に書いたとおりで、僕が入ってほしいと希求した10本のうち、ここに入ったのは第1位に輝いた『夜空はいつでも最高密度の青色だ』と第9位の『彼女がその名を知らない鳥たち』のみでした。

今年はまず、僕の応援した10本のうち何本が20位位内に入ったかを見ましょう。第11位から20位までには、僕が見ていない映画ばかりが並んでおり、かろうじて第20位に『勝手にふるえてろ』が入っています。

年末の公開で、上映期間が短かったのにこれは大変立派だと思うし、大変嬉しいです。

でも、20位以内はこの3本だけ。自ら宣言したとおり、今年は最低です(笑)

2006年以降、7本、6本、6本、6本、7本、7本、4本、6本、5本、5本、6本と、大体6本前後は入って来たのですが、2012年の4本という最低記録を更新してしまいました。

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Sunday, February 04, 2018

映画『羊の木』

【2月4日記】 映画『羊の木』を観てきた。吉田大八監督が好きで観に行ったのだが、山上たつひこ(原作)といがらしみきお(作画)による漫画が原作だと知って驚いた。

近年漫画を全く読まないのでそんな2人が組んでいたことさえ知らなかったし、文化庁メディア芸術祭の賞を獲っていたことも知らなかった。

で、めちゃくちゃ面白かった。すごい映画だった。

「引越してきた6人全員が殺人犯」みたいな宣伝文句を予告編で見たのかポスターで読んだのか分からないが、それだけの予備知識はあった。ところが、その先これがどんな映画なのか、クライムものなのか、ホラーなのか、サスペンスなのか、あるいは最後はほっこりする人間ドラマなのか、観ていて見当がつかないのである。

次から次へと繰り出すエピソードがどちらに転んで行くのか、全く予測がつかない。ただなんとなく落ち着かない感じがずっと消えない。

過疎で悩む富山県魚深市の職員・月末(錦戸亮)は、課長から6人の移住者を迎えに行ってくれと頼まれる。6人が一度に来るのではなく、到着のたびに迎えに出るのだが、皆なんとなく様子がおかしい。

4人出迎えたところで不審に思った月末が課長に問い質したところ、課長は秘密を明かす。──出迎えのシーンが最初に6人分続くのかと思ったら、そうではなく途中にそんな種明かしを挟んでくる展開はうまいなと思った。

課長曰く、法律が変わって、自治体が住居と就職先を保証すれば10年間の定住を条件に受刑者が仮釈放されるようになったとのこと。刑務所の費用削減と地方都市の過疎を一気に解決するウルトラC と捉えられているようだ。

だが、6人が6人とも、ピリピリするような危うさを孕んでいる。

刑務官らしき人物に付き添われて改札口から出てきたのが2人。実際に刑務所まで迎えに行ったのが1人。月末は決まって「良いところですよ。人も良いし魚も旨い」と言うが、ほとんど期待した反応は返って来ない。

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Saturday, February 03, 2018

ホームページ閉鎖

【2月3日記】 「1月いっぱいで」と宣言した日付からは3日ほど遅れてしまったが、ホームページを閉じた。

Wradrobe of Words (旧 wise word web)は「ことば」にまつわるいろんなことをテーマに、2001年の2月に開設したホームページなので、ちょうど17年間、最低でも月2回の更新は維持して続けてきたことになる。

ここへ来て「閉鎖されることを知って急ぎ読んでいる」という嬉しいお便りもいただいたが、更新しないまま放っておくという形にはしたくないので、やっぱり最初に決めた通りやめることにした。

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