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Thursday, January 11, 2018

ある日の処方箋

【1月10日記】 医者で処方箋をもらって外に出ようとしたが、ふと見るといつももらっている薬と名前が違っている。ひょっとしたらジェネリックか?とは思ったが、万が一ほかの患者の薬と入れ替わっていたら嫌だから、また受付に戻って訊く。

「以前副作用があって薬を変えたことがあるので」と添えると、「そうですよね、ご心配ですよね。先生に訊いてきます」と受付嬢(なのか看護師なのか知らないが)は診察室に入って行った。

帰ってきて曰く、これは薬の一般名称であり、今までの処方箋には商品名が書かれていた。薬局に行くとジェネリックを進められるかもしれないが、もし嫌なら今までの銘柄を指定していただければ…とのこと。

まずは間違いではなかったらしい。それは良かった。しかし、何故今回だけ表記が変わったのか分からない。そこのところをさらに質問していたら、診察室から脱兎のごとく医者が出てきた。

なんか「騒ぎを聞きつけて」みたいな感じなんだけど、僕は静かに質問していただけでちっとも騒いだつもりはない。多分、壁(と言うよりパーティションだ)が薄いのと、患者の入れ替わりの途切れ目だったので聞こえたのだろう。

で、出てきた医者は、

「それは一般名称であって…」

と、先程の受付嬢(なのか看護師なのか知らないが)と同じ答えを繰り返す。

「はい、それは聞きました。では、なんで今回だけそういう表記になっているんですか?」

「それは一般名称で書くように強く指導されているからですよ」

「じゃあなんで今までは商品名が書いてあったんですか? なんで今回だけ一般名称なんですか?」

「それはですなあ、あなたが前回来られてから今回来られるまでの間にジェネリックが出たからですよ」

とあんまり感じの良くない口調で答える。

しかし、感じはともかくとして、僕としてはその答えで充分で、「あ、そういうことなんですか。ならば納得しました。そういうことをお聞きしたかったんですよ」と言うと、医者はきょとんとして何も言わない。

世の中には質問を重ねられると自分が排撃されたように感じる人がいる。単純な質問に対してついつい「俺は間違ってない!」感をにじませてしまう人がいる。

僕はジェネリックが嫌だと言っているのではない。診察室では「じゃ、いつも通り○○を出しておきます」と商品名で言いいながら、一般名称で処方箋を書いた医者がけしからんと言っているのでもない(ま、多少けしからんとは思うが、今回はそれを伝えようとしたのではない)。

ただ、何故前回と表記が変わったのか合理的な説明がほしかっただけだ。そして、医者というのは合理的な説明をしてくれる人だと思っていた。

世の中には質問を重ねられると自分が排撃されたように感じる人がいる。単純な質問に対してついつい「俺は間違ってない!」感をにじませてしまう人がいる。多分、医者の中にも。

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