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Monday, January 15, 2018

キネマ旬報ベストテン

【1月15日記】 1/11 にキネマ旬報ベストテンが発表になっていたのに、今年は見落としていました。毎年やっているように僕が選んだ「『キネマ旬報ベストテン』の20位以内に入ってほしい邦画10本」と見比べて行くことにします。

まずはキネ旬ベストテン(2017年、日本映画):

  1. 夜空はいつでも最高密度の青色だ
  2. 花筐/HANAGATAMI
  3. あゝ、荒野(前後篇)
  4. 幼な子われらに生まれ
  5. 散歩する侵略者
  6. バンコクナイツ
  7. 彼女の人生は間違いじゃない
  8. 三度目の殺人
  9. 彼女がその名を知らない鳥たち
  10. 彼らが本気で編むときは、

この1位には驚きましたね。いや、「こんな映画が1位かい」という驚きではなく、「これでこそキネ旬だ!」と快哉を叫びたくなるような驚き。

僕は映画賞の中では常にキネ旬ベストテンを最重視してきたのですが、それはこの賞の選考が自分の感覚に一番近いということと、それゆえ一番信頼できる賞だと考えているからです。

この映画を選んでくれたことがとても嬉しいです。

で、僕がキネ旬ベストテンの20位以内に入ってほしいと願った10本と突き合わせると、入っているのはこの『夜空はいつでも最高密度の青色だ』と9位の『彼女がその名を知らない鳥たち』だけです(こっちも嬉しいなあ)。

前の記事で「今年は大きく外す自信がある」と書きましたが、概ねその線で行っているようです(笑)

あとはその記事で名前だけは挙げたものの結局選ばなかった『散歩する侵略者』がかろうじて入っている程度。

でも、じゃあ「なんでそんな映画が!?」というような作品ばかりが選ばれているかと言えばそうではありません。

『三度目の殺人』は当然入ってくるだろうと思っていた映画です。僕の記事は「入ってくるだろう」ではなく「入ってほしい」なので、こういうことはよく起こります。

それから『彼女の人生は間違いじゃない』も久しぶりに本当に廣木隆一監督らしい良い映画だったと思っています。これなんかが選ばれてくるのもまことにキネ旬らしいと言えます。

逆に『3月のライオン』や『ナラタージュ』、『君の膵臓をたべたい』あたりが入ってこないのも如何にもキネ旬らしいと言えます。

あとは残念ながら見ていない映画が多いですね。

『花筐/HANAGATAMI』は大林宣彦監督ですね。上映の規模が小さかったこともあったし、なんとなく「大林はもういいかな」と思って飛ばしてしまいました。

『あゝ、荒野』は岸善幸監督の前作が、悪くはなかったのですがそれほど僕好みではなかったこともあったことに加えて、前編だけで157分、しかも後編もあるということに大きなリスクを感じ、これも飛ばしてしまいました。

『幼な子われらに生まれ』と『彼らが本気で編むときは、』はそもそもこの両監督があまり好きではない(彼女たちの作品の中には良かったと思ったものも確かにあるんですが)こともあって観ませんでした。

そして、『バンコクナイツ』は全くノーマークの映画。調べてみたけどスタッフ/キャストに知っている名前が全くありません(まあ役者さんは皆タイ人みたいなので仕方ありませんが)。こういうのが6位に入るのもキネ旬ですね。

今年は本命がなくて票が割れたんじゃないかと思います。2月下旬号の採点表を見るのが楽しみです。そして、その号が出たら、毎年同じタイトルで書いている2つの記事──「キネマ旬報」2月下旬号(1)と(2)をまたアップしますのでお楽しみに。

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