Play Log File on my Walkman #123
【12月28日特記】 久しぶりのプレイログ披露。今回も10曲:
- 親切(吉田拓郎)
- CAN YOU CELEBRATE? (安室奈美恵)
- 涙くんさよなら(坂本九)
- 鏡面の波(YURiKA)
- 鍵穴(高宮マキ)
- ハッピーアワー(トータス松本)
- どんなときも どんなときも どんなときも(矢野顕子)
- 光(宇多田ヒカル)
- LEFT BANK(鈴木慶一)
- 赤い風船(the Indigo)
1)は長らく忘れていた曲だった。1972年のベストセラー・アルバム『元気です』の A面4曲目に入っていた。
初期の拓郎にありがちな、「あれ? これサビないの?」と言いたくなるような構成なのだが、その分、間奏で盛り上がるから不思議(笑) この頃から多くの詞を提供してもらっていた岡本おさみに負けず劣らずよく切れる言葉。
2)いよいよ引退の安室ちゃん。彼女のレパートリーの中でとりわけ好きな曲というわけでもないのだが、まあ、大ヒットしたし…。1997年。それにしても他動詞 celebrate に目的語がないのがとても気持ち悪いのだが(笑)
3)は、この 1965年の坂本九のオリジナル自体はそれほどヒットしなかったということもあり、僕はジャニーズのバージョンの記憶が一番鮮明である。ただ、このオリジナル版の編曲は今聴くと半端ではない(作詞作曲の浜口庫之助ではなく、橋本光雄によるもの)。
コード進行も装飾音も非常にオシャレで、原曲よりもカバーのほうがごく一般的なコード進行というのも珍しい。ところで僕は、ジャニーズ盤の出だしの部分、高いほうのハーモニーが主旋律だとずっと思っていた。坂本九のほうはコーラスが乗っていないので、低いほうのラインが主旋律だと判る。
4)今月いっぱいまで放送していたテレビアニメ『宝石の国』のオープニング・テーマなのだが何度聴いても飽きない。変幻自在のリズム、などと言うと刻々とリズム形が変わって行く様を連想するだろうが、そうではなく、バラエティ豊かな複数のリズムが多層的にレイヤーを構成しているのである。
と言っても分からないかもしれない。出だしはスローなワルツかと思うのだが、その拍子の一つひとつが三連符に分割されて、さらにそこに16ビートの16分音符が重なってくる。頭がくらくらする。照井順政の作詞作曲編曲。
5)この曲は前にも出てきたと思う。高宮マキ2003年のメジャー・デビュー曲であり、全国各地の FM局でパワープレイされた曲。ブラス・セクションによる前奏からもうワクワクする。日本人離れしたソウルフルな作品。
6)ソウルフルな曲が続く。これはトータス松本が2010年に書いた大阪の毎日放送の 60周年記念ソング。シングルカットされていないようだが、このロッカバラードは歴史的名曲だと僕は思っている。
7)これも歴史的名曲。1982年のアルバム『愛がなくちゃね。』所収。いつものひょんな感じで始まって如何にも矢野顕子っぽい進行と思っていたら、突然短調になったサビのメロディとライン・クリシェの流麗さに圧倒される。
8)は宇多田ヒカル 2002年のナンバーワン・ヒット。これも彼女のレパートリーの中ではとりたてて好きな歌でもないのだが、ま、大ヒットしたし…(笑) ファルセットがきれいだね。
9)は1991年のソロ・アルバム『SUZUKI白書』に入っていた曲だ。詞は鈴木慶一本人によるものだが、曲は高橋幸宏とのデュオ THE BEATNIKS 名義になっている。編曲は DAVID BEDFORD だ。
後期の K1 さんはどの曲もどの曲も胸に染みてくる。名曲だと思う。
10)この曲も二度目の登場かな。the Indigo は売れなかったけど素晴らしいグループ。これは2006年のカバー・アルバム『ワンスモア』に入っていたもの。言うまでもないが、浅田美代子のオリジナルより良い(笑)
今回はこんな感じ。
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