Access から筆まめへ
【11月27日特記】 いつかこういう日が来ると予期はしていたが、ついに Microsoft Access で作った住所録がぶっ壊れた。
ここにも何度か書いたことがあるのでご存じの方もおられるかもしれないが、ウチは年賀状ではなくクリスマス・カードを出している。その宛先の住所管理を自作の Accessファイルでやっていたのだ。
1994年に最初の PC を買って、僕が最初に自分でインストールしたのは Access だった。そもそも僕はデータベースを作りたくて PC を始めたのである。それで自分で少しずつ勉強しながら鑑賞した映画のデータベースと住所録(当初は年賀状用)を作った。
その住所録が壊れたのである。壊れたと言っても、大元となるテーブルは生きている。フォームからちゃんと編集もできる。たくさんあるクエリも全部機能している。ただ、レポートがどれもダメになってしまった。
僕はクエリを使って今年カードを送る人を抽出し、ハガキの雛形に合わせたレポートで宛名書きをしているのである。このレポート群が、どれをダブルクリックしてもエラーが出る。
自分で作ったものとは言え既に20年ほど経っていて、いろいろ調べてもどこをどう書き換えれば良いのか分からない。郵便番号の箱の中に数字をひとつずつピッタリ入れ込むのに苦労した、言わば「労作」ではあり、残念ではある。
とは言え、もうあまり時間がないので、結局諦めて年賀状作成アプリを買った。「筆まめ」である。三千いくら払ってネットから落としてインストール。Access 自体がぶっ壊れたわけではないので、データの移行は難しくない。
これでデザインを作るわけではなく、単に住所録と住所印刷として使うので、もったいないと言えばもったいないのだが…。
いや、しかし、最近のアプリはよくできている。そもそも僕は自分流のカスタマイズをするために既存のソフトウェアではなく Access を買って作り始めたのだが、データの抽出などについては「筆まめ」でも僕のやりたいことは大体できる。
まあ、これで良しとしよう。ぶっ壊れた Access住所録は時間があるときに修復を試みれば良いのだ。ただ、この件で土曜日がほぼ丸一日パーになってしまったことだけが口惜しい。
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