別のやり方
【10月24日特記】 この頃、妻に教わってカロリーを消費する歩き方をしている。そうすると、以前はたくさん食べると覿面に体重が増えていたのに、そんなことがなくなった。
そんな風に僕が知らないだけのことって世の中にはたくさんあるんだろうな、と思う。
思えば妻は結婚以来、顔の洗い方とか、洟のかみ方とか、雑巾の絞り方とか、坂道の歩き方とか、僕が知らなかったことをいっぱい教えてくれた(もっとも雑巾の絞り方だけは僕が従来からやってきたやり方のほうがしっくり来るので、妻の提案は受け入れていないのだが)。
そういうのはもっと幼少の頃に習っておくべきことだと言われるかもしれないが、僕の幼少の砌には誰も丁寧に教えてくれたりはしなかった。そんなことって教えなくてもできるとみんな思っている。
もちろん僕だって教えてもらわなくてもできた。まさか結婚するまで満足に顔も洗えなかったわけではない。
ただ、僕らのやっていることには、多分もっと効率的な、合理的な、効果的なやり方がある。全て、とまでは言わないが、多分多くのことに別のやり方があるのだ。
それは教え合って獲得するものだ。そのために人は人と交流するのだろう。
僕は何を知っていて何を教えられるのか、最近ちょっと真剣に考えてみたりもする。
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