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Wednesday, July 26, 2017

喉が渇いている

【7月26日特記】 引越しの荷造りをしている。夏の引越しは辛い。しかし、ウチの会社は異動の時期が夏なので、引越しは必ず夏になる。今回が人生9回目の引越し。全て会社に入ってからである。

で、夏の引越しはやたらと喉が渇くのである。汗をかくのでおしっこがほとんど出ない。逆に言うと、おしっこがほとんど出ていないのにやたらと喉が渇くのである。

で、当然みんなそうなのだろうと思っていたら、妻を見ていると必ずしもそうではないようだ。僕が「喉が渇いた」と言って頻繁に水分を補給するのを見て、「よく喉が渇くね」とびっくりしたりしている。

そう言えば、僕は幼少の頃からやたらと喉が渇いた。

僕は手のかからない少年で、1歳の誕生日を迎える前からおむつはしていなかったらしい。

そして、自己主張の少ない少年で、幼稚園の頃から親に「誕生日だから何か買ってやる」と言われても「別になんも要らん」などと言って親を困惑させていたのである(自分でもそのことは憶えている)。

だから、親に連れられて買い物に行っても、「あれがほしい」「これを買って」と駄々をこねて親を困らせたことなんて一度もない。ただ、水分補給だけは別だ。

僕は親と外出すると「のろがかわえた」を頻発した(その記憶もはっきりある。「喉が渇いた」と言えず「のろがかわえた」と言っていたのである)。

ところが、そういう時は父も母も頑として僕の願いをはねつけた。

「さっき飲んだばっかりやろ!」
「なんでそんなに喉が渇くの、この子は!」

挙句の果てに父はいつもこう言った。

「やかましわ、この水呑み百姓めが!」

ひどい話である。父の差別意識もひどいし、子供に対してそんなことを言うのもひどい。でも、身も蓋もない言い方をしてしまうと、そんな時代だった。

そんな時代から今に至るまでずっと、僕は喉が渇いている。

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