Play Log File on my Walkman #119
【6月13日特記】 久しぶりの playlog 披露。今回も10曲。
- 今夜はから騒ぎ(東京事変)
- 鼻毛ボー(ジョンジヨリーナ・アリー)
- Go! Go! Let's Go!(E-girls)
- realize(melody.)
- 太陽・神様・少年(野田幹子)
- 言えないよ(郷ひろみ)
- ロボットの私(鈴木慶一)
- ふたりは若かった(小山ルミ)
- さいはて慕情(渚ゆう子)
- ランドリーより愛を込めて(UA)
1)は 2012年発売の東京事変6枚目のアルバム所収。ロックとややブルージーな歌謡曲の融合という東京事変の特徴がよく出た名曲だと思う。特に赤坂で勤務するようになってから、♪ 赤プリがもぬけならば名ばかりの紀尾井町 という歌詞がなんだか胸にしみるのである(笑)
2)はいまだにどういう意図の企画だったのか知らないのだが、これはよく流行った。2008年。歌詞だけ見ればコミック・ソングなのだが、楽曲も歌い方も全く笑わせようとしていないところが不思議。後打ちのリズムが心地良い。
3)このグループが一体何人編成なのか知らないし、メンバーの名前も全く知らないが、僕は E-girls の曲が意外に好きだ。これは2016年のヒット曲。90年代のフレーバーに溢れてて、サウンド的には安室奈美恵に近い。
4)もよく流行った。これは2005年の TBSのドラマ『ドラゴン桜』のテーマ曲。このドラマのために melody. が原作漫画を読んで書き下ろしただけあって、歌詞がドラマの内容とぴったり寄り添って、元気をくれるものになっている。ちょうど10年前に流行っていた岡本真夜なんかと通じるところもある。転調も気持ち良い。
5)は知っている人は少ないだろう。1987年に鈴木慶一のプロデュースでデビューした歌手である。調べてみたら僕と同郷だったのは知らなかったが、もっと驚いたのは、その後ソムリエやチーズプロフェッショナルの資格を取って、NHK教育で番組出演していたりしたということ。ふーん、いろんな人生があるもんだ。
でも、このデビュー曲(及び、それが収められているアルバム)は良かった。キャノンのCMソングだったかな。鈴木慶一の明るいポップス。渡辺美奈代に提供した楽曲に通ずるものがある。
6)は1994年、郷ひろみ66枚目のシングル。「バラード3部作」と言われるうちの1曲。作詞:康珍化、作曲:都志見隆という、かなりキザ目のコンビ。デビューした時はこんな大人のバラードが歌える歌手になるなんて思ってもみなかったけどな。セルフ・コーラスもきれい。
7)は鈴木慶一が1978年に「宇宙からの物体X」名義で出したコンセプト・アルバム『サイエンス・フィクション』に入っていたもの。ほとんど知られていないだろうし、鈴木慶一自身も失敗作と位置づけていると聞いたこともあるが、僕は死ぬほど好きなアルバム。
宇宙空間に取り残されたロボットの私の無機質な悲壮感。人間とロボットの境界というテーマをこんなに冷たく美しいメロディに乗せて。作詞は萩原朔美、作曲は今は亡き橿渕哲郎である。
8)はオリジナルは1972年に尾崎紀世彦が放ったヒット曲であるが、同年にそれを小山ルミがカバーしたもの。なんと8トラックのカートリッジ・テープとしてのみリリースされた知る人ぞ知る幻の名カバー・アルバム『小山ルミ&ドラム・ドラム・ドラム』に入っていたのであるが、それを2008年に高護プロデュースの下でデジタル・リマスターして CD で復刻したものである。どの曲も時代感覚溢れるビートがすごい。
9)は渚ゆう子のヒット曲としてはそれほど大きなものではないが、1971年にオリコン最高6位を記録した作品。この曲はベンチャーズではなく筒美京平である。さすがにそれまでの京都シリーズより歌謡曲っぽくなった。
10)UA も大好きな歌手のひとり。この曲は1999年のアルバム『Turbo』から。作詞は UA、作曲編曲は朝本浩文ではなくグリーン・ジェニー。ランドリーとかパンにバターとか、UA が並べる言葉がいつも通りずっしりと嵌っている。伸びやかなメロディーに伸びやかな声が乗って。
今回はそんなとこ。
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