Play Log File on my Walkman #118
【4月18日特記】 時々気まぐれに公開している僕の Walkman のプレイログ。今回も10曲。
- 小麦色のマーメイド(松田聖子)
- 聴かせて恋習曲(おかわりシスターズ)
- 貴女がえらんだ僕だから(美樹克彦)
- 哀愁のページ(南沙織)
- 嵐を呼ぶ男(井上陽水)
- ウェディング・ベル(シュガー)
- Love Story (安室奈美恵)
- 別れの一本杉(春日八郎)
- 懐かしのキャシィ・ブラウン(荒木一郎)
- 仮面舞踏会(少年隊)
1)は1982年の松田聖子10枚目のシングル。もちろんオリコン最高位は1位。松本隆/呉田軽穂のコンビ。編曲は松任谷正隆。全盛期の4人の組合せによる名曲。あんまり僕がつべこべ書くもんでもないだろう。六連符のフィルインが80年初頭っぽいよね。
2)ここでもしつこいぐらい書いているけど、おかわりシスターズは名曲の宝庫。「恋習曲」と書いて「エチュード」と読ませる。詞は谷穂ちろる、作編曲は後藤次利。1984年か1985年の作品。軽快なラブ・ポップ。この曲では特に松尾羽純の甘ったるい声が魅力的。
3)は筒美京平 History Ultimate Collection に入っていた曲で、こんな歌リアルタイムで聴いた記憶は全くない(笑) 1969年発売の美樹克彦の演歌だ。サビの「貴女がえらんだ僕だから」というフレーズが妙に耳に残る。
4)は南沙織の曲の中で一二を争うくらい好きな作品。有馬三恵子の本当にリリカルな詞がたまらない。作編曲は言うまでもなく筒美京平。サビで同じ高さの音を6つ並べたあとの流れるような展開が素晴らしい。1972年の名曲。
5)は井上陽水の2001年のアルバム『UNITED COVER』から。もちろんあの石原裕次郎の代表曲である。これが結構面白い。陽水がごくフツーにやっているからなおのこと面白い。台詞の部分が特に面白い。原曲よりはアップテンポな後打ちリズムが気持ち良い。
6)はものすごく久しぶりに聴いた。一発屋で終わってしまって、この歌も何やら企画モノ風に捉えられがちなのだが、いやいやどうして名曲である。あざとい詞もコーラスも面白い。1981年の大ヒット。紅白歌合戦にも出場した。
シュガーというグループ名はメンバーの3人の女の子たちが「しおらしくない」ところから来ているらしい。
7)は安室奈美恵2011年のアルバム『Sit! Stay! Wait! Down!/Love Story』から。ドラマの主題歌や CMソングとしても使われた。作詞はTIGER、作曲はT-SK, TESUNG Kim, Liv NERVO, Mim NERVO の連名。
バラードのベスト盤『Ballada』にも収められている通り、バラードの秀作である。安室奈美恵という人はまず声そのものの魅力が圧倒的だ。高音の透明さ、中音の伸び、低音の響き、それぞれが移り変わるさまがまた素敵だ。動きが激しくなるサビのところが特に良い。
8)はその50年以上前(1955年)の春日八郎の代表曲。僕も生まれる前だからリアルタイムで聴いたわけではないのだが、既に中学時代ぐらいからこの演歌を良い曲だと思っていた記憶がある。
作詞は高野公男、作曲は船村徹。歌詞の通り、泣ける曲である。今の日本には既にない情緒である。
9)はもう少しだけ新しく、と言っても 1976年の荒木一郎のシングル。この人は日本のシンガー・ソングライターの走りと言って良い存在で、この歌も当然自作である。
明るくポップなメロディの中に黒々とした人生への怨みのようなものを織り込んだ作風は、多分他の誰にも真似ができないと思う。
10)この曲を聞いたとき、僕はこれでジャニーズ事務所も終わりだと思った。1985年のデビュー曲。
それまでのジャニーズのアイドルってどこかにあどけない、未完成なイメージを売りにしていたような印象が僕にはあった。ところが、このグループ、この曲は、容姿も歌もダンスも完璧だった。
僕はこのグループが出てしまった後にジャニーズ事務所はもう新たなアイドル・グループは作れないだろうとまで思ったのである(まさかその後ローラースケートを履いて滑りながら歌うという奇手に出るとは予想できなかったw)
作詞はちあき哲也、作曲、筒美京平、編曲は船山基紀。
以上、今回もまた(古い歌がほとんどだったせいもあるが)筒美京平作品がやたらと多くなってしまった。
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