歯
【3月22日特記】 今日で歯の治療が終わった。長い間「歯抜けの爺さん」状態だったところに漸く人工の歯が収まって、心置きなく物が噛めるようになった。
そもそもは34年前に治療した奥歯の虫歯。虫歯の根っこがしっかりしていたので、歯を縦に半分に割って蝕まれていない側の根っこを残し、隣の歯との間にブリッジを施した、所謂ヘミセクションというやつ。
当時大阪市内で名高い歯医者で処置してもらったもので、こんなに長く持っていることに複数の歯科医が定期検診のたびに驚嘆の声を上げていた。
ところがとうとうそのヘミセクションにもガタが来て、去年の8月に除去するしかない事態に陥った。それから7ヶ月である。
今度はインプラント。治療費は高い。しかし、差し歯はすぐ抜けるし、バネで留める入れ歯は気が進まないし、隣の何の問題もない歯を削ってそれとのブリッジにするのも嫌だったから。
会社の近所の歯医者でまずボロボロになったヘミセクションを解体し、それから銀座にあるインプラントの名医にバトンタッチ。そこで基礎工事部分、つまり、歯茎と骨に穴を開けてチタン製のネジ穴を据えるところまでやった。
チタンが骨と溶け合って一体化することを誰かが発見して開発された処方だ。
そして、今月から元の歯医者に戻って、ネジで留める奥歯を作り、今日ネジ回しで(多分)留めて完成。
年内に土台作りまでの治療費を払い、その結果確定申告で医療費控除を申請。そして、年が明けてから嵌める歯を作るためのお金を払い、来年3月にはまた医療費控除の申請をすることになる。
今日、歯を嵌めた瞬間は「こんなに痛くて窮屈な感じで大丈夫か?」と思ったし、「馴染むまで3,4日かかる」とも言われたが、今すでに何の違和感もない。
高い金払っただけのことはある。それに、この間通知が来たのだが、確定申告でそこそこのお金が返ってくるのも(単に払いすぎたお金が返ってきただけなのに)嬉しい気分だから、ま、いっかな、という感じである(笑)
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