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Thursday, March 09, 2017

薔薇と硝子

【3月9日特記】 iPhone の保護フィルムでちょっと痛い目に遭った。

前に貼ってあったやつの縁(ちょうどホームボタンの傍)が少しめくれて来て嫌だなと思っているときに、たまたま携帯アクセサリ・ショップで使える3000円の金券が手に入った。

よし、これで買い替えようと思って店に行ってみると、3000円を超えると結構良さそうな奴がいろいろある。その中からこれが良いかなと思って買ったのがゴリラガラスのフィルムだった。

いや、こういう硬いのは「フィルム」と言わないのかな?(では、何と言うんだろう?)

ま、何であれ、これに貼り変えてみると嘘みたいに良いのである。柔らかいフィルムとは比べ物にならない。滑らかで、きれいで、見やすくて、指紋が付かずに、操作感も感度も悪くない。

おお、こりゃ良いわ、と思っていたら、ある日胸ポケットから落とした。それはするりと滑って、ベランダに出る窓のサッシの角に当たった。で、ヒビが入った。

ゴリラガラスなるものが一体何なのか僕は全然分かっていないのだが、そうか、ガラスというぐらいだからヒビは入るわな。これが柔らかいフィルムなら、当たり前だがヒビは入らないはずだ。

そのヒビは iPhone が直接サッシに激突したと思われるポイントから、クモの巣状に数本走っていた。ヒビはゴリラガラスの端から端まで到達している。

ただ、保護フィルム自体が剥がれかけているというようなこともなく、角度によってはヒビは全く目に入らないくらいなのだが、でも、やっぱり気に入らない。それで会社の近くのビックカメラで買い替えたのだが、これが大失敗。

しまった、いつもはヨドバシで買うのに焦って会社の近所で買い替えたのが悪かった、という気がしてならない。

今度も3000円ほどのゴリラガラスのものを買ったのだが、前はほとんどがタダ券、今回は全額現金である。

パッケージには「ゴミが入りにくく貼りやすい」だの「気泡ができにくい」だの「透明度が何%」だの、いろんな謳い文句が書いてあったのだが、僕の付け方が悪かったとも思わないのに、貼ってみたらゴミだらけ、気泡だらけ。

せめて気泡を追い出そうと、指先や爪で押すのだが全然効果なく、クソっと思って定規で気泡を押してみたらピキッとヒビが入った。

あんまりといえばあんまりである。

ほんとならこういうのはここでメーカー名を公表してボロカスに書いてやりたいところなのだが、こういうアクセサリって、買ってきたらすぐにパッケージを棄ててしまうので(しかも、買ってきた翌日がゴミの日だったこともあり)、どこのものだか全く分からない。

それは仕方がないとして、しかし、こういう事態になるともう意地でももう一度買い替えたくなる。それで今度は気を取り直してヨドバシで買った。

また3000円ほどの商品。今度のは良い。

めちゃくちゃ貼りやすかったし、ホコリも気泡も入らなかった。滑らかで感度もよく、とても見やすい。直射日光の下ではフィルムに青っぽい色がついて、色味としては気持ち悪いのだが、ちゃんと文字が識別できるようになっている。

そもそも、最初に貼っていた柔らかいフィルムは、1000円くらいの商品だったが、これはこれで、メーカー名/商品名をちゃんと記録しておくぐらい、大変気に入っていたものだ。

そんなに気に入ったのなら、次もそれを買えば良かったのだが、たまたまタダ券があったためにグレードアップしようと思ったのが失敗だったかもしれない。3000円のタダ券があったおかげで結局合計6000円超の出費になってしまった。

今調べてみると、「ゴリラガラスの強度はプラスチックの数十倍と言われ、衝撃や傷に耐える」とある。しかし、ガラスと言うからにはそれは割れる、というのが身を以て体験した実感である。

赤い薔薇には棘がある。硬い硝子にはヒビが入る。──これが6000円分の教訓ということなんだろう。

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